じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「会えるアイドル」は、本人にとっては、周りが考えている以上に怖いのではないか。

 仕事を終えて、長男を塾に迎えに行く途中、そういえば、サッカー男子日本代表のアジアカップ、今日初戦だったな、と思い出した。まあ、トルクメニスタン相手に不覚を取ることもあるまい、と試合経過をみたら、1-0だった。まだ1点しか取れていないのか、えっ?負けてる?
 結局、日本代表が大迫選手の活躍などで逆転し、3-2で勝ったのだが、代表戦に楽な試合はない、ということなのだろう。
 ずっと好調だった森保ジャパンも大舞台ではそう簡単ではない、と言うべきなのか、それでも逆転して勝ち切ったのは、やっぱり強くなったと考えるべきなのか。僕としては、後者だと思う、というか、思いたい。

 NGT48の山口真帆さんの部屋に2人の男が侵入してきた事件には驚いた。
 事件そのものというよりは、山口さんが告発していた、部屋を教えたのが他のメンバーで、運営に対応を相談したが、改善策がとられるわけでもなかった、ということに。女の敵は女、なんていう言葉もあるのだが、アイドルも命がけなんだよなあ。握手会っていうのも、警備係的な人がいるとしても、とっさに何かされたら、とりかえしのつかない事態になる可能性は十分にある。「会えるアイドル」は、本人にとっては、周りが考えている以上に怖いのではないか。それにしても、事実が山口さんの主張どおりであるとするならば、「危害を加える意図はなかった」からといって、犯人の男たちは起訴すらされなかったことには驚いた。
 一度そんな目にあったら、致命的な身体的危害は加えらえなかったとしても、精神的なダメージはずっと残るはずなのに。
 痴漢冤罪で何年も苦しめられたにもかかわらず、「被害者の虚偽の証言が問題で、捜査はちゃんとやっていたから」と国家賠償が棄却された事件もあったし、日本の司法は僕が思っている以上にヤバいのかもしれない。性的被害の場合には、確固たる物的証拠を、と被害者にあれこれ聞いたり調べたりするのが難しい、というのもあるのだろうけど。


裁判所の正体―法服を着た役人たち―

裁判所の正体―法服を着た役人たち―