イチローでさえ、そのささやかな希望が叶わないのが、人生。 - じっぽ当直日誌・スーパーマイルド＠はてな

　イチロー選手が引退を発表。
　いくらスーパースターで、日本での試合開催の目玉になるとはいえ、今の成績でスタメンっていうのもなあ……と思っていたけれど、引退となると、見届けなければ、という気分になってしまう自分のミーハーさがちょっと悲しい。
　試合は、まるでイチローの引退を惜しむかのように延長になった末にマリナーズの勝利。当のイチローは8回裏の守備で退いてしまったのだが、ここまできたら最後までプレーするのか、と思いきや、という感じではあった。
　相手のピッチャーもど真ん中のストレートばかり投げていた、というわけでもないし、真剣勝負でありながら、イチローの見せ場もつくらなければ、という、難しい試合だったのだろう。日本開催だからこそ、できたことなのかもしれない。
　しかし、あれほど簡単にヒットを打ってきた人が、「あと1本」に苦しんでいる姿は、なんだかとても崇高なものにも見えた。
　イチローでさえ、そのささやかな希望が叶わないのが、人生。

　モズカッチャンが屈腱炎で引退とのこと。
　残念ではあるが、5歳牝馬で、今年の繁殖シーズンに間に合うと考えれば、そんなに悪いタイミングではないのかもしれない。
　オークスで2着になったときには「こんなダサい名前で、フローラSは人気薄のまぐれ勝ちだろ」と思い込んでいて馬券を外し、秋華賞ではヒヤリとさせられ、エリザベス女王杯では驚かされたのを思い出す。去年の有馬記念も、けっこう人気になっていたんだよなあ。

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