じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

長野さんのヒーローインタビューが幻になった夜

 4月2日。
 カープナゴヤドームで今シーズン初のビジターゲーム。
 ジョンソン先発ということで、勝っておきたいところだが、1点リードしては追いつかれ、というジリジリするような試合展開のなか、長野さんの勝ち越しホームランが飛び出した。これで勝って、長野さんのヒーローインタビューとなれば、一気にムードが良くなるはず!
 ……だったのだが、島内、フランスアが打たれ、4対7で負け。中崎も現状登板してきたら祈るしかない状態だし、打線の中軸も定まらない。野間の先制ホームランは良かったけれど、8回表の1アウト3塁の場面で、これだけはやっちゃダメという三振。3塁ランナーが田中広輔だったことを思うと、転がせば1点取れる可能性が高い場面だったのに。まだ開幕4試合目とはいえ、カープは2015年以来の最下位に転落。40年くらいファンをやっている立場としては、こんなに長い間、最下位になっていなかったんだなあ、と感慨深い。ずっと、5位広島、6位横浜、という時期もあったし。
 それにしても、今日の試合に勝つことを最優先にするならば、7回レグナルト、8回フランスア、9回中崎だったよなあ。ただ、今の中崎の調子を考えると、もしかしたら、7回島内、8回9回とレグナルトとフランスア、という構想だったのかもしれない。結果として、フランスアを7回途中に投入し、回をまたいで8回にも失点、という後手後手の継投になってしまった。フランスアの調子も、けっして良くはなさそうだし。
 結局のところ、まだ、いなくなった人、調子が出ない人の穴をどうやって埋めるかの試行錯誤中なのだ。これはもう仕方がない、ファンとしても腹をくくるべきだろう。これが長引くと、今シーズンは苦しいな。
 いまのカープの強さは、熱いファンがスタンドを毎試合埋めてくれていることで、そのおかげで選手のモチベーションも球団の経営基盤も強化されている。
 FAで誰が抜けても、ファンの熱が冷めなければ、カープはそこそこやっていけるはず。ただ、こういうのって、いつかは冷めるものでもある。