じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

床田寛樹、トミージョン手術を経て、2年ぶりの勝利投手に

 午前中は仕事。久しぶりにテレビやネットで自分にとって都合の良い話ばかりを拾い集めて、医者に食ってかかる人を見かけた。対応していた医師が辛抱強く話を聞いていたのをもどかしく思っていたのだが、あとで考えてみれば、とりあえず言いたいことを言ったら気が済んだみたいなので、こういうやり方もあるのだな、と。相手によっては、こちらのほうが正解なのかもしれない。こういうとき、もしAI医者だったら、ディスプレイに最近の論文とが表示されて、相手を理詰めで屈服させられるのではなかろうか。ただ、それがこういう患者さんたちを納得させられるかというと、それはまた別の話のような気がする。

 カープマツダスタジアムでの阪神戦。
 床田投手が先発し、6回2失点の粘り強いピッチング。
 今シーズン2試合目の登板で、2年ぶりの勝利投手になった。
 鈴木誠也が2本ホームランを打ち、不調だった松山、会澤にもホームランが出た。これで打線がつながってくれれば良いのだが、勝つときは快勝、接戦になると競り負ける、というのは典型的な弱いチームの戦績なのは気になる。とりあえず、カープファンとしては、期待の床田が早い時期に1勝あげてくれて安心した。
 床田投手、手術を受けたときには「僕はクビになるんでしょうか……」と嘆いていたという。
 トミージョン手術を受けると球速が上がるというのを聞いたことがあったのだが、ちゃんと調査をしてみたら、手術前後でパフォーマンスが大きく変わる、ということはないらしい。床田投手が手術前よりも球威が上がったのは、過酷なリハビリに加えて、下半身強化などのトレーニングに取り組んできたからなのだろう。

 長男を塾に迎えにいったあと、1年ぶりくらいに鰻を食べた。美味しかったけれど、上品な店に入ってしまったがため、量的にやや物足りず。お茶漬けにもしたのだが、一度食べたらもういいかな。結局のところ、みんなが「美味しい」と思う食べ方が、いちばんメジャーになるのだな、と感じた。