じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

長男の授業参観と2019年宝塚記念あれこれ

 長男の授業参観へ。
 理科の実験をしていたのだが、小学校の授業1コマでできることというのは、そんなに多くはないのだな、と痛感した。実験をやるとなると、なおさら。でも、ビンの中を興味深そうに眺めている子どもたちをみると、新しいことを「知る」とか「体験する」というのは、いつの時代でも同じように楽しいものなのだな、と、観ている僕もうれしくなった。息子が勉強しない、ということで、刃物で脅し、最後は刺殺してしまった父親のニュースをみた後だったので、「子どもに勉強させること」について、あれこれ考えてしまう。自分の子ども時代のことを思い返すと、やっぱり、しなくても良い勉強は極力やりたくなかったし、本を読んだりテレビゲームをやったりするほうが、ずっと楽しくはあったのだ。ただ、僕自身には、自分はルックスが悪いし、スポーツもできないし、生きていくためには勉強しかない、もっと言うと、勉強で周りを見返してやるしかない、という気持ちがあった。歪んでいるし、コンプレックスの塊だったけれど、そのおかげでまだ生き延びているのかもしれない、とは思う。生き延びていることが良いのかどうかはさておき。

 カープ交流戦……はもう考えないことにした。というか、これでもしリーグ優勝できたとしても、日本シリーズで勝負にならないだろう。今年は巨人が優勝しなければいいや、だが、現状のセリーグで、巨人の優勝を阻止できるチームは、カープしかなさそうでもある。とりあえず、しばらく野球は気にしないで生きていこう。

 春のG1シリーズ最終戦(地方では帝王賞があるけど)宝塚記念
 安田記念のヤケ馬連BOXでのプラスで直った機嫌を維持したまま生きていくため、買わないことも考えたのだが、結局、普段通りのスタンスで買ってしまった。
 展開的にはキセキの単騎逃げが確実で、キセキ軸の馬連枠連)でいける、と予想しつつも、荒れるレースだというイメージが強くて、結局あれこれ買ってしまって、馬券は当たったものの、ほんの少しだけプラスという結果になった。リスグラシューはスタートが課題で、乗り替わりでうまくゲートを出せるかどうか、と矢作調教師が危惧していたのだが、ダミアン・レーン騎手はうまく出して、スタンドを気にしながら走るリスグラシューを逃げるキセキの直後までもってきて、最後の直線ではキセキを突き放して圧勝した。リスグラシュー宝塚記念では強い8枠、牝馬とはいえ、昨秋に牝馬限定のエリザベス女王杯でG1をひとつ勝ったのみで、ゲートの不安+中団より後ろの位置取り予想で、過剰人気だと思っていたのだが。レース直前には、どんどん人気が上がってきていて、あやうく当ててマイナスになるところだった。
 キセキも馬券を勝っていた側としては安定したパフォーマンスを見せてくれてありがたい。あらためて考えてみると、キセキも3歳の菊花賞以来勝てていないのだよなあ。目標にされやすい脚質の難しさ、ではあるのだろう。5着のレイデオロパドックでピリピリしているように見えたのだが、レースもただ2200mを回ってきただけ、という感じ。スワーヴリチャードはジリジリ伸びて3着で、アルアインは距離が少し長かったのか4着。道中後方からになったエタリオウと最後方からになったマカヒキは見せ場なし。横山典弘騎手が何かやってくるのでは、とみんなが注目していると不発になりがち。

 それにしても、リスグラシューは強かった。レーン騎手も短期免許の最後に強烈な印象を残す騎乗だった(このあとは南関東で乗るらしいが)。
 とりあえず宝塚記念を当てることができたので、秋のG1まで、穏やかな気分で過ごせそうでよかった。
 あと、杉本清さんが元気そうで何よりだった。あの声を聴くだけで、競馬ファンとしては幸せな気分になる。杉本さんはレイデオロ本命で、「逆神」っぷりも健在ではあった。


おもしろ理科授業の極意

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わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

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