じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』と『妖怪ウォッチ4』の再生術

 昨日と今日は大雨になる、と言われていたのだが、同じ九州でも僕が住んでいる地域は懸念していたほどの荒天にはならなかった。
 長男を学校に送ったあと、映画館で、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を観賞。これは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を先に観ておかないと、面白さが半減するのではなかろうか。
 僕はサム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演のシリーズの「重さ」が好きだったので、トム・ホランド主演の新シリーズは、なんだかチープな学園ドラマみたいで物足りなく感じていたのだが、今作は「マーベルヒーロー+観光ロードムービー」という趣きで、けっこう面白かった。好き嫌いはさておき、「面白い」映画だとは思う。 
 ピーター・パーカーを応援したくもなったし……って、青春コメディかと思いきや、大どんでん返しか!
 正直、バトルシーンは物足りない感じはしたのだけれど、明るい雰囲気ながらも、「これからの時代の『悪』とはどういうものか」というメッセージが込められた映画のようにも思う。
 物理で殴るようなタイプは、サノス以上の敵役はもう作れそうもないし。
 これからの人間は、自分の「信じたいものを信じてしまう心」と戦わなければならない。とはいえ、そのためには「スーパーヒーロー」の存在というのは、危険な面もある。
 圧倒的な戦闘力はない「善き隣人」スパイダーマンが、『エンドゲーム』後の再出発の最初の主人公に選ばれたのには、それなりの理由があるのだろう。
 ……とかいうのは後付けで、正直、あの『エンドゲーム』のあとは、もうすこし間隔をあけてほしかったな……と、観るまでは思っていたのだが。

 長男は『妖怪ウォッチ4』にハマっている。動画を観るまでは「もう『妖怪ウォッチ』なんて飽きた」と言っていたが、「ゲームは別」なのだそうだ。かなり出来もよさそうなので、これで『妖怪ウォッチ』がコンテンツとして生き延びてくれれば良いなあ。
 子どもたちと一緒に観た記憶があるコンテンツが消えていくのは、やっぱり寂しいので。


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