日曜日ということで、少し風が強いなか買い物に出かけた。
ニトリで長男がベッドと勉強机が一体化したものを見つけ、「これがいい!」と大興奮。それを買って、ちゃんと勉強してくれれば高い買い物ではないのだが、部屋に籠ってゲーム三昧、という未来予想図が頭に浮かんできてしまう。このシステムベッドデスクの秘密基地感、僕が子どもだったら、けっこう欲しいかも。親の立場としては、机が狭いとか、ベッドから落ちそうとか、あれこれ言いたくなるのだが。
久々に家具というものを見に行ったのだが、なんだかすごく楽しかった。世の中には、こんなにたくさんの種類の座り心地の良い椅子があるんだなあ、とか。この椅子に座って、大画面テレビで映画とか観たら最高だな、と思うのだが、問題は、椅子を置くスペースも、大画面テレビも無いことだな。
人生、ままならぬものよ。
夜、眠いなか、なんとか凱旋門賞の発走まで起きていた。エネイブル三連覇なるか。去年よりは順調な臨戦過程だし、斤量的に有利な3歳牝馬の参戦も今年はなく、12頭と少なめで紛れも少なくなりそう。日本馬にはもちろん期待してはいるのだが、前で競馬ができて、不良馬場の菊花賞を勝ったキセキの前哨戦の結果をみると、厳しいかな、とも思っていた。だが、サトノダイヤモンドが惨敗する一方で、ナカヤマフェスタが2着に検討するのが凱旋門賞でもある。
それにしても、凱旋門賞の映像は毎年美しい。そう見えるのは、馬券を買わずに(あるいは、ごく少額しか賭けずに)観ているから、なのかもしれない。
純粋にレースを楽しむには、お金を賭けないほうが良いのだよなあ、たぶん。でも、お金を賭けないと競馬は成り立たないし、命の次がかかっていると、アドレナリンが出まくるのも事実だ。
レースは、最後の直線で満を持して先頭に躍り出たデットーリのエネイブルが、最後にヴァルトガイストに差されて3連覇成らず。
日本馬は最高がキセキの7着と見せ場なし。あえて言えば、レースの半分くらいまで、フィエールマンが前目の好位につけていたけれど、早々に後退してしまった。
『Mr.サンデー』で生中継を観ていたのだけれど、日本馬は惨敗で、エネイブルの3連覇もみられなかった、という結末に、「はい、もうこの話は終わりっ!」とばかりに、レース終了直後に次の話題に切り替わってしまったことに驚いた。
400勝の金田正一さんが逝去。僕は現役時代の金田さんは観たことがないのだが、精神論の権化、みたいなイメージをずっと持っていた。あと、ワガママな人だ、とか。
しかし、400勝というのは、いまの野球のルールがよほど大きく変わらないかぎり、おそらく二度と破られない記録だし、自己中心的なところも含めて、ピッチャーとはこういうもの、という存在ではあった。
今回の訃報とともに、そういうイメージとは別の、優しいところや気さくな姿も伝わってきた。人にはいろんな面があるんだよな、わかりやすいイメージだけが強調されがちだけれども。
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凱旋門賞に挑んだ日本の名馬たち 誰も書かなかった名勝負の舞台裏
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