じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「プレミア12」で痛感した「観る競技」としての野球の問題点

 『プレミア12』で、野球の日本代表チームが韓国代表を逆転で破って優勝。鈴木誠也がMVPに。菊池に会澤とカープの選手たちが存在感を示してくれて(菊池はもうすぐ「カープの選手」ではなくなってしまう可能性が高いけれど)、嬉しかったのだが、この3人がいてもリーグでBクラスというのは、なんだかもったいないな、とも思う。
 あと、野球の国際試合は、各投手の球数制限や負けられない緊張感など致し方ない面はあるにせよ、やっぱり、試合時間長すぎだよなあ。「観る競技」としては、ここまで時間がかかるとくたびれるし、オリンピックから外されたのもわかる。自国のチームが決勝を戦っていてもそうなのだから、コンテンツとして難しい、と判断されても仕方ないよなあ。

 カープファンとしては、鈴木誠也が活躍するほど、「ああ、また別れの時間が近づいてきたなあ」と、ちょっとせつなくもなる。巨人に行くよりはメジャー挑戦のほうがはるかにマシではあり、メジャーという道ができたおかげで、救われている面もあるのだが。いくら巨人だって、すごい選手に出せる金額や「ドリーム度」では、メジャーにはかなわないから。

 マイルCSは、ダノンキングリー本命。去年の1枠2頭のワンツーが記憶に残っていて、今年も京都は内をついて伸びた馬が菊花賞エリザベス女王杯とG1を勝ってきているので(先週のデイリー杯も武豊騎乗の馬が内から伸びて勝っていた)、1枠1番という理由だけで、7枠14番のダノンプレミアムよりも有利だと思ったので。
 レースは、終わってみれば、安田記念を勝ったインディチャンプが前目につけて、直線では素晴らしい切れ味をみせての圧勝。こんなに切れる馬だったのか、と驚くばかり。2着はペルシアンナイトの猛追をしのいでダノンプレミアム。
 ダノンキングリーは、直線で内から伸びかけたのだが、外から来た馬たちには伸び負けして5着まで。終わってみれば、毎日王冠よりも斤量差が少なくなり、初めての関西への輸送に騎手も乗りなれた戸崎騎手から横山典弘騎手への変更、スタートでわずかながら後手を踏むなど、まあしょうがないよな、という結果ではあった。内をつく、皐月賞と同じような競馬はできたのだけれどもなあ。今日はもう内が伸びなくなっていたのだから、競馬というのは本当に難しい。
 インディチャンプは、左回りのほうが得意説や、こちらも福永騎手から池添騎手への乗り替わりなど、どうかなあ、と思っていたのだが、本当に強かった。池添騎手も完璧な騎乗だったと思う。
 ちなみに馬券は、2番手、3番手評価で縦目を抑えていたので的中したのだが、配当を確認すると、買った時点よりオッズがかなり安くなっていてがっかり。ほんのちょっとだけのプラス。ネット投票が主になって、最近はとくに、投票終了直前のオッズと確定のオッズにかなり差があることが多い。しかも、大概は配当が下がるほうに動いている。僕が基本的に本命寄りの予想で、本命党には大きな金額を締切直前までみてから投票する人が多いからなのかもしれないけれど、こういうのもネット社会になっての変化だよなあ。