ヤフーとLINEが経営統合するらしい。最近の僕は「経済」というものに興味を持っていて、少し株を買ったり経済誌を読んだりしているのだが、経済というのは、本当に奥が深いというか、わけがわからないなあ、と思うことばかりだ。
ある企業の決算が予想を上回る黒字で、これは株価が上がるぞ、と眺めていたら、「材料出尽くし」とかいうことで、これからは上がり目がない、と株価が下がったり、決算の数字が悪いにもかかわらず、「これで悪い材料が出尽くした(ので、これからは上昇していくだろう)」と、株価が上がっていったりするのだ。もちろん、そういう例もあるだけで、決算が良くて上がることも少なからずあって、僕には「なんでこうなるんだ?」と思うことが多すぎる。だからこそ経済というのは生き物であり、面白い、というのだろう。しかし、ロゼッタという会社の株が好決算だったのにストップ安になったときには、思わず固まってしまったぞ(そんなにたくさん持っていたわけではないけれど)。
まあでも、競馬慣れしていると、株は下がってもいきなり紙屑になることは無いからな、とか考えてしまうところもある。
ヤフーとLINEの経営統合にしても、僕などがネットで見た時点では、LINEの株価は急上昇後に反発して、すでに下がってきていた。
ネットのおかげで、情報はリアルタイムに反映され、いやそれどころか、情報が出る前に、予測によって相場が動き、ニュースになった時点で反応しても手遅れで「養分」という時代になっている。ワーテルローでナポレオンが敗れたという情報をいち早く入手したロスチャイルド家が、それを利用して相場で大儲けした話があるけれども、今は、ネットのおかげで「情報の速さ」で他者を出し抜くのは極めて難しい。ある意味「公平」ではあるが、自ら情報をつくりだして相場を動かそうとする人や機関もいるのだ。
ヤフーとLINEが統合されることによって、ヤフーからの情報がどんどんLINEで送られてくるようになることがあれば、鬱陶しいとしか言いようがない。僕は個人的にLINEというSNSのリアルタイム性が苦手で、送ってくる相手が「かなり速いレスポンス」を望んでいるであろうことにプレッシャーを感じてしまう。たまに、まだ自分で録画をみていないスポーツの結果とかについて書かれていると心底がっかりするのだが、LINEはその性格上、早めに確認しないわけにはいかないことが多いのだ。めんどくさいなあ、もう。むしろ、めんどくさいのは僕という人間のほうなのか。
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