じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

濱口優さんの「よゐこの結成は、ノストラダムスの大予言のおかげだった」という話

 ちょっと疲れが溜まっているのか、仕事中、けっこうイライラすることが多かった。もちろん、そういうのを表に出してはいけない仕事ではあるのだが、ずっと朗らかでいるというのは難しいものだと心底思う。医者というのは、機嫌が悪かったら周りも扱いに困るというのは頭ではわかっているのだが。そういう点では、カープの新井さんは本当にすごい人だよなあ。
 DeNAカープの天敵・ラミレス監督が続投とのこと。ラミレス監督は短期決戦向けの思い切った選手交代ができる監督ではあるけれど、主力の、とくにピッチャーの成績が何年も続かないのは、こまめすぎる継投の影響もあるのではなかろうか。テレビゲームではないので、ピッチャーは実際に試合に投げなくても、登板の準備をするだけでも、けっこう心身の消耗がありそう。チームの性格が違うとはいえ、3位でCS進出を決めたチームの監督が辞任を余儀なくされ、4位だった監督が留任となったのは皮肉なものだ。

 夜、ラジコで先週のよゐこの『オールナイトニッポン Premium』を聴いていた。
 懐かしいことを挙げていく、というリスナーからの投稿のなかで、ノストラダムスの大予言の話になったのだが、濱口さんが「よゐこの結成は、ノストラダムスの大予言のおかげ」だと言っていた。
 僕とほぼ同世代の濱口さんと有野さん。僕も子供の頃は、けっこう本気で、30歳になる前に死ぬのか……と思っていたのだ。
 濱口さんはよゐこを組むときに、有野さんを「27歳で俺ら死ぬんやぞ。どうせ死ぬんやから、やろうぜ芸人」と誘ったそうだ。
 有野さんは「『どうせ死ぬんやから、だったら好きなことやろうぜ』って誘われたんやけど、俺、好きなことじゃない。好きなことは料理やった。せやなー、って握手したんやけど俺、好きなこと違うんやけどなー」と笑いながら振り返っていた。
 1999年に死ぬなんて怖いなあ、それでも勉強しなきゃいけないのかなあ、と、ただひたすら思っていた僕と、「どうせ死ぬなら、芸能界で挑戦してみよう」と考えた濱口さん。
 ノストラダムスの大予言へのスタンスの差が、われわれの人生を分けたのかもしれないな。
 まあ、この話でいちばん凄いのは、芸能界にも芸人にも興味がなかったのに、濱口さんに誘された勢いで「せやなー」と言ったのがきっかけで、人気芸人としてずっと活躍している有野さんではないか、とも思う。もし、ノストラダムスの大予言がなかったら、『ゲームセンターCX』も観られなかったのだ。