じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『ズートピア』と「トランプ旋風」が生まれた国、アメリカ

午前中外来、午後からは病棟業務など。
学会シーズンなので、不在のスタッフ多し。
今年は何かと慌ただしかったので出られなかったのだが、東京の学会にあわせて、『若冲展』とか『GAME ON』に行きたかったなあ。
でも、『若冲展』に入場しようと思ったら、学会にまともに参加するのは難しそうではある。

仕事を終えて、映画館へ。
今日は『ズートピア』を観賞。
あまり興味がない作品だったのだが、あまりにもネットでの評判が良かったので。
観てみると、絵よし、ストーリーよし、音楽まずまず、となかなかの作品だった。
都会で壁にぶつかりながら仕事をし、成長していく女の子の物語。
何かに似ている、と思いながらみていたのだが、観終えてあらためて考えてみると、『魔女の宅急便』っぽい感じだった。
『ズートピア』では、さまざまなマイノリティの世界をさりげなく挿入していたり、差別というものが生まれる仕組みを観客に見せたりしている。
単に「差別はよくない」ではなくて、「なぜ差別は起こるのか?」「差別する側にも『恐怖感』があるのだ」というところまで突っ込んで描写したりしているのだ。
ドナルド・トランプ氏が大旋風を巻き起こしているのと同じ国で、映画人たちは、こんなふうに「共生」や「信じること」を訴えている。
アメリカというのは、奥が深い。

夕食を摂り、21時に帰宅。
シャワーを浴びて、『ソロモンの偽証・前編』を半分くらい観て、24時に就寝。

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