じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『君の名は。』とサッカー男子日本代表、UAEに痛恨の敗戦

今日から9月。長男は小学校へ。
旅行で7、8月は全く学校に行っていないので、けっこう久々に同級生に会うことになったが、うまくやれただろうか。

夕方、『君の名は。』を観るために映画館へ。
大ヒットしているとはいえ、16時からの上映にこんなに人が多いのか、と驚いたのだが、今日は「ファーストデイ」とかで1100円均一だったらしい。

君の名は。』の冒頭を観ていて、大林宣彦監督の『転校生』を思い出した。
新海誠監督は僕とほぼ同世代なので、多感な時期に『転校生』を観たのではなかろうか。もちろん、第女入れ替わりだけの映画ではないのだけれど。
いろいろ思うところもあるのだが、東日本大震災熊本地震という「人間の力ではどうしようもな災害」の時代だからこそ、こういう映画が必要なのかもしれないな、とは思う。
これを素直に傑作だと感じるようになったのは、僕が年を取ったからかもしれないな。

家に帰って、サッカーの2018年ワールドカップロシア大会のアジア最終予選の初戦・UAE戦。
家に着いた時点では、本田のゴールで先制し、まあ、なんのかんの言ってもアジア予選は通過するよな、なんて楽観していたのだが、テレビを点けたとたんにUAEフリーキックを決めて1−1の同点に。
うーむ、セットプレーでやられたか……でもまあ、こういうこともあるさ、という感じで、後半戦に突入。
ところが、後半になって、UAEがPKを得て、ふんわりシュートで1−2。
日本は再三ゴールに向かって攻めるのだが、もう一押しが足らず、あるいは、浅野のゴールラインを越えた(ように見える)シュートもノーゴールの判定で、なかなか追いつけない。
初戦で敗れると、ワールドカップ出場確率0%、という不吉なデータが何度も紹介されるなか、時間は刻々と過ぎていき、最後もあっさり試合終了。
1−2で、日本は大事な初戦を落としてしまった。
今回の最終予選グループでは、オーストラリアと日本が少し抜けているのではないかと思っていたのだけれど、今日の試合の内容からみると、少なくとも日本はUAEとそんなに変わらない実力のように感じた。だからこそ、「ホームでの負け」は避けたかったのだが……
そして、今日の日本代表のメンバーも、主力は本田、岡崎、長谷部と前回のブラジル大会、いや、前々回の南アフリカ大会と変わらないんだよなあ。
ソフトバンクを見ていても思うのだが、強力な世代がずっとレギュラーにいると、時間とともにレギュラーだった人たちの力も落ちていくのだが、実績のある選手たちを使わないことには勇気がいるし、ベテランの壁に阻まれて若い選手たちは経験が積めないしで、なかなか世代交代がすすまない、という状況に陥ることがあるようだ。
そもそも、このメンバーでワールドカップに出られたとして、前回以上の結果が出せるのだろうか。
でも、予選を通らないことには、どうしようもないしなあ。
そういえば、柿谷曜一朗選手はどうしているんだろう、と思い出して検索してみたのだが、スイスに移籍したものの怪我もあり活躍できず、今年はセレッソ大阪に帰ってきたもののまた怪我、という状況らしい。
「天才」とか「将来の日本代表のエース」が、「本物のエース」になるのは、そんなに簡単なことではないのだ。


今日もカープは6−5で逆転勝ち。
九里が筒香のホームランから崩れ、一岡まで打たれて1−5になったときには、もうダメだろうと思ったのだけれど、今日もまた勝った。勝ってしまった。なんだか怖いくらいだ。


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