『おかあさんといっしょ』番組の最後に、だいすけお兄さん卒業のご挨拶。
だいすけお兄さんはずっと「歌のお兄さんになるのが夢だった」と語っていた人で、みんなが(形の上では)「これからもずっとお友達だよ!」と、さらりと卒業していくこの番組の伝統にのっとり、最後まで笑顔で『にじのむこうに』を歌っていた。
ああ、プロだよなあ……と、なんだか妙な感心をしてしまったのだが、9年間は本当に長いよね。
小学校に入学した子どもが、中学校を卒業するまでの時間だものなあ。
僕はこれからも、「うたのおにいさん」を「だいすけおにいさん」と比べることになるのだろうな。
というか、次男が卒業したら、もう観なくなるのかな。最近は、ひとりでもときどき観てしまうんだけど。
春の甲子園は準決勝。
履正社と大阪桐蔭という大阪の強豪が2チーム勝ちのこっていたので、まさか大阪対決になったりして……と思っていたのだが、まさか本当に実現するとは。
どちらも強いチームだから、実力的には驚くことだはないのだけれども、甲子園というのはなかなか下馬評通りの結果にはならないものだし、同じ県(府)が決勝で対決するというのはすごいことだ。
大阪とか神奈川は「甲子園で勝つより、予選で勝ち上がるほうが難しい」なんて言われることもあるのだが、夏の大会では絶対に実現しないカードだよなあ。
夜、映画『SING/シング』を観に行った。
潰れそうな劇場の支配人が、起死回生をかけて素人歌唱コンクールを開催するのだが、勝ち残ったのはみんな一癖も二癖もある人(動物)ばかりで……という内容。
観ていて、けっこう知っている曲もあって楽しいし、日本語吹き替え版のキャストも芸達者、歌が上手な人ばかりで退屈しない。
MISIAさん、やっぱり歌が上手いんだなあ、でも、クライマックスのステージでの歌よりも、その前にひとりで歌っていたときの歌のほうが、僕は好きだった。
それぞれのキャラクターのパフォーマンスは面白いし、気持ちいい。
ただ、『アナと雪の女王』の『ありの〜ままの〜」みたいな「作品を象徴する曲」は無かったし、こういうのって「素人のオーディション」というドラマ性がないと、単に「歌がうまい人」というだけではないか、とも思う。
個人的には、参加者たちが犯罪組織の一員だったり、イカサマをやって金儲けをしていたり、主人公も電気を泥棒したりしているのが、なんか引っかかるんだよなあ。
アメリカ的にはああいうのって、「許容範囲」なのかなあ。子ども向けのアニメだし、娯楽なんだから、ってことなのか。
『グランド・セフト・オート』が大ヒットする国なんだよねえ、とか、思いながら観ていた。
あまりにクリーンすぎる物語は嘘くさいけれど、ここまで悪いことをしている人たちを明るく描かれると、それはそれで「良いのかそれで?」と言いたくなる。
「まあ、佳作なんだけどねえ……」とかつぶやきつつ、シアターを出ると、お母さんと男の子が「面白かったね!『2』も絶対観に行こうね!」とニコニコしながら話していたので、僕は自分の狭量さがちょっと恥ずかしくなったのだけれど。
25時に就寝。
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