カープはエースのクリス・ジョンソン投手が咽頭炎で一軍登録から外れたため、今日の先発は昨年のドラフト1位ルーキー・加藤拓也投手。ドラフト1位とはいっても、外れ外れ1位だし、オープン戦でもけっこう結果は出していたけれど、フォアボールが多かったし……ヤクルトは大ベテラン・石川先発か……まあ、試合になってくれれば御の字だな、と思っていた。
ところが、映画を観終えて、試合経過をきいてびっくり。なんと、8回までフォアボールをたくさん出しながらも、ノーヒットピッチング!ヤクルトって、三冠王・山田やバレンティンもいるのに!
結局、9回1アウトから、そのバレンティンにヒットを打たれ、さらに1点を失って、最後は中崎投手に締めてもらったけれど、ルーキーで9回1アウトまでノーヒット、あわやノーヒットノーランのプロ初勝利とは。
オープン戦のインタビューでは、質問に素っ気ない受け答えで、ネットでは「塩対応」と批判されていたけれど、今日のヒーローインタビューは、そんな素振りもみせず、「緊張していました」と初々しく語っていた。
緒方監督にウイニングボールを握った右手を掲げられ、満面の笑顔。
一つ勝つのも難しい世界だけれど、勝てる人は勝っちゃうんだよねえ。
いやしかしすごいよ加藤。カープのスカウトもすごい。
今夜観た映画は『夜は短し歩けよ乙女』。主人公の「先輩」の声を星野源さん、ヒロイン(というより、映画を観た感じでは、こちらが主役っぽかったけど)の「黒髪の乙女」の声を花澤香菜さんがあてているのだけれど、「乙女」は花澤さんのアテ書きではないかと思うくらい、僕のイメージと合致していた。
これはもう、花澤香菜さんの勝ち!
あの小説を映像化なんてできるのか?なんかわけがわからなくなりそうだな、と予想していたのだけれど、発表時、「表紙のキャラクターで半分くらい売れているのではないか」と感じた中村祐介さんの「黒髪の乙女」が、ほぼあの絵のままで動いているのはけっこうすごい。
そして、とりとめのない話をとりとめがないまま映像化しているのも「わかってるなあ」という感じ。
まあでもこれ、原作ファンは満足できそうだけれど、「何なんだこれは」と思う人も少なからずいそうだ。
でも、この「終わりのないお祭り感」って、どこかで観たことがあるよなあ、とずっと考えていたのだけれど、『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』だよねこれ。
エンディングテーマをASIAN KUNG-FU GENERATIONが歌っていたのだが、ここで、星野源さんの『恋』が流れてきたらピッタリだな、と思う。
それにしても、僕が「オタク趣味」「マイナーのなかのメジャー」だと意識していたものたちは、今ではすっかり「自己紹介で口にしても恥ずかしくない趣味」になっているのだよなあ。
ただ、それはありがたく、嬉しいものであるのと同時に、あの頃の僕のような「すみっこを好む人々」は、今、何をやっているのだろうか、と少し心配ではある。
余計なお世話か、そうだよね。
25時に就寝。
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