じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は『ロボコップ』の夢を見るか?

 なんとなく、春らしいな、と感じる一日。
 来週末から、もうゴールデンウイークなのだな。

 夜、映画館へ行き、映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観た。
 いちおう、1週間くらい前に1995年に公開されたアニメ版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を復習しておいたのだが、スカーレット・ヨハンソンの少佐よりも、ビートたけしがバトーって、そりゃちょっと個性強すぎなのでは……と勝手に勘違いしていた。たけしさんは荒巻課長役でした。
 僕は基本的に洋画は字幕で観る派なのだけれど、今回は上映時間の都合で日本語吹き替え版。だが、結果的にはこれで正解だったと思う。少佐の声は田中敦子さん、バトー大塚明夫さん、トグサは山寺宏一さんで、アニメ版と同じなので、安心して観られる。サイバーパンク調の街やカオスな広告の数々など、視覚情報が多い作品なので、字幕を追うよりも吹き替えのほうが楽しめるのではなかろうか。
 ちなみに、ビートたけしさんのセリフにだけ、英語の字幕がついていたので、海外でも吹き替え無しで日本語のセリフが流されているようだ。
 さすが大物!なのか、東洋的なムードを狙ってそうしているのか、たけしさんが英語を喋るか吹き替えにするのを拒否したのか。
 全体としては、けっこうよくできたSF映画だったと思う。
 1995年のアニメ映画版に比べると、「わかりやすい悪者」が設定されていて、少佐の「人間とは何か」という疑問と不安よりも、勧善懲悪ドラマが優先されてしまったように思われるが、僕自身が『攻殻機動隊』は映画のシリーズとアニメの一部をかじったくらいということもあり、このくらいわかりやすくないとハリウッド映画としてはダメなんだろうな、と納得してしまった。
 いや、これじゃ『ロボコップ』じゃないか、とも思ったんだけど、『ロボコップ』もけっこう面白いしさ。
 ただ、原作あるいはアニメ版の予備知識がないと、「クゼは?」「少佐はこれでいろんなことをクリアしたのか?」と腑に落ちない人もいるのではなかろうか。
 そういう要素を残しているのは、この映画の制作者たちの「良心」だともいえるのだけれど。
 あと、川井憲次さんの曲(アレンジ版)を聞くと『攻殻機動隊』感がすごくあるので、音楽の力というのは大きい。


 『ファイヤーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』を少しずつ。
 白魔術師がひとりくらいは要るよなあ、とクラスチェンジした直後に、まだ話しかけていなかった目の前の人が白魔術師で仲間になってくれることが発覚。ああ、でも前にセーブしたところからやり直すのもめんどくさいし、これからまた他のにクラスチェンジするからいいや……いいのか?
 先に話しかけておくべきだった……
 ゲーム内でも、コミュニケーションって、大事だよなあ。

 25時に就寝。

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