じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「無事生還率11分の0」でもなりたい?大統領

 ゴールデンウイーク明け2日目。雨。
 連休は明けても、カープの連敗は止まらず。甲子園での3連戦のような、だらしない試合ではなく、野村祐輔が7回2失点と好投し、復帰した菊池のタイムリーで2対2と追いついた。
 やっぱり菊池は千両役者だな、と感心していたのだが、試合は延長12回までもつれた末、中田廉がヤクルト・大松にサヨナラホームランを浴びて万事休す。
 しかし、今日に関しては、打線にもうちょっと頑張っては欲しかったのだが、ピッチャーも首脳陣の采配も、やれるだけのことはやった、という感じなので、悔しいが致し方ない。しかし、野村祐輔で負けるとキツいな。

 韓国大統領選挙は、革新系「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が当選したとのこと。
 韓国には朴槿恵さんまで、18代・11人の大統領がいるのだが、暗殺されず、任期をきちんと満了し、大統領の座を去った後に自身や身内が訴追されることもなく、穏やかな生活をおくることができた人は、実はひとりもいないのだ。
 正直、そんな地獄への全回転リーチみたいな地位に就きたい人がいるということに、僕などは感嘆せざるをえない。
 日本の首相くらいであれば、多少バッシングされても経験者はそれなりに権威があるし、辞めたあとに訴追されることもほとんどないが(田中角栄さんのようなケースもあるけれど)、全員が不幸な転帰を迎えているとしても、国のトップになってみたいというものなのだろうか。自分なら大丈夫、と思うのか、国のためなら覚悟の上なのか。
 まあ、ローマ帝国の軍人皇帝時代や中国の五代十国のような時代(あるいは、日本の戦国時代)でも、トップに立ちたい人が尽きることはなく、ダチョウ倶楽部のような「どうぞどうぞ」にはならなかったのだよね。
 それにしても、韓国の大統領は、あまりにもハイリスク案件だと思うのだが。

 なにかと澱んだ日が続く。
 24時に就寝。


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