じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

とあるコンビニで起こった事件に、「とりあえず、『払います』くらいは言おうよ……」と思った話

 早起きして職場へ。今日は一日が長かった。
 仕事のやり方が違うところがけっこうあって、馴染むのにはもう少し時間がかかりそう。
 というか、最近は電子カルテやオーダリングシステムの病院にばかり赴任していたので、手書きの書類の多さにくたびれている。最近は、キーボードばっかり打っていたからなあ。
 研修医時代に戻ったような気分だ。まあ、あの時代の立場に戻るよりは、100万倍くらいマシだが。

 プロ野球交流戦カープ楽天と仙台での試合。
 クリス・ジョンソン投手が、開幕戦以来の復帰登板。待ってたよ、ジョンソン。
 球速はさほど出ていなかったし、まだまだ絶好調ではなさそうだったが、6回2失点はさすがにピッチングだった。味方打線も大量点で援護して、ようやく今季初勝利
 最初は「咽頭炎」という話で、まあ1回ローテーションを跳ばすくらいかな、という感じだったのだけれど、思いのほか、長い離脱になってしまって、身体が心配でもあった。
 いやほんと、とりあえず安心した。
 ずっと先発で頑張ってきた九里が今日はリリーフ。
 ジョンソン、野村、岡田、大瀬良、中村祐太、藪田の6人が好調なので、けっして悪くはない九里が当面はローテーションから外れることになったようだ。
 九里、頑張っていたんだけどなあ。黒田仕込みの、バッターボックスで見せる闘志も素晴らしい。でも、とりあえず現在の調子とリリーフとしての経験を考えると、致し方ない選択ではある。ローテーションから外すのはもったいないけれど、九里をリリーフに回せるくらいピッチャーが充実してきた、ということでもある。
 実際は、中村祐太や藪田がこのままシーズンを通して絶好調とは限らないから、また先発としての出番もあるだろう。

 巨人は日本ハムに2対1で競り勝ち、連敗は13でストップ。
 負け続けていたときは、「そんなに弱い巨人なんて、倒してもつまんないや」なんて思っていたはずのアンチ巨人の僕は、連敗を脱出したとたんに「13で終わりか、もうちょっと泥沼にハマってくれても良かったのに」と、けっこうがっかりしてしまった。
 人の気持ちというのは、めんどくさいものだ。

 ソフトバンクのスーパーフライデー。
 今日はセブンイレブンでアイスクリームをもらったのだが、店内にいた子どもがセブンイレブンブランドのカフェオレを床に落とし、蓋の部分が破れて中身をぶちまけてしまった。
 ああ、落としてしまったのか、かわいそうに……と思っていたのだけれど、そのお母さんが店員さんに「これ落としちゃったんですが、どうしたらいいですか?」と尋ねると、店員さんは、「ああ、わかりました。いいですよ」と優しく答えて、お金を請求する様子はなし。
 そこで、「お金は払います」とお母さんは言うだろうと思いきや、弁償を口に出すこともなく、いいんですか、それは良かった、とばかりに立ち去ってしまった。
 うーむ、どう考えてもそれは店にとっては損害なんだし、200円もしないカフェオレ1つの代金くらい払おうよ……というか、とりあえず「払います」くらいは言おうよ……
 もちろん、わざと落としたわけではないし、店としても、そこで揉め事になって仕事が滞るより、良いイメージを持ってもらうほうがメリットが大きい、ということで、そういうマニュアルになっているのだろう。
 子どもが落としたり汚したり、というのは十分予測されることで、想定内のロスとして処理されている可能性は高い。
 店側だって、ある程度のメリット・デメリットを考えたうえでこういう対応をしているのは承知のうえだ。
 でも、やっぱり、「弁償します」ってお母さんが言わなかったことに、がっかりした。

 24時に就寝。
 明日も仕事だ。久々にG1レースのない週末だな。


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