じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

七夕の夜、新井さんの代打逆転スリーランに歓喜した。

 7月7日、七夕。
 七夕といっても、七夕賞では枠連7-7がやたらと売れるんだよなあ、と思うくらいのオジさんには、あまり関係ないのだが。
 そういえば、今年はまだ七夕飾りも見ていない。

 雨そのものは今日はときどき少しパラつく程度だったが、家からそんなに遠くもない地域が、ずっとニュースで採りあげられているのをみていると、なんだか不思議な気分だ。3日前までは、どこにでもある、のどかな田舎だったのに。

 カープの七夕は、神宮でヤクルト戦。
 戸田が久しぶりに先発のマウンドに登るということで期待と不安が半々だったのだが、初回から山田に2ランホームランを浴び、守備の乱れなどもからんで、5回7失点。まあ、5回まで投げさせることができたのは、ゲーム差がある首位だから、という感じだった。
 ジョンソンの他にあと1人、計算できる左の先発が欲しいのだが。
 
 6回が終わって、1-7とヤクルト圧倒的優勢のところで、今日はもう戸田のお試しゲームだったな、と途中経過を追うのをやめた。
 お風呂に入る前に、試合結果だけチェックしておこうとしたら、9回表で6-8。カープが最終回にバティスタ、菊池のホームランと松山のタイムリーで2点差まで追い上げていた。
 おお、またいつもの、とりあえずあっさりとは負けないが、追いつけない程度の反撃タイムか。
 2アウト1塁3塁で、バッターは代打新井。
 いやー、これで新井がホームラン打って逆転したら、マンガの世界だよなあ。でも、こうして期待させておいて、最後は力尽きるのが普通だし、期待しないようにしなくては……新井さんもコンディションはよくなさそうだし。
 がっかりしないように、ぬか喜びしないように、自分に言い聞かせていた。
 そんな僕のネガティブ予防線は、この男の前では、不要だった。
 ヤクルトの新守護神、小川が投じたボールは、新井さんのバットに運ばれて、センターへの逆転3ラン!!
 あらいさーーん!!!

 ヒーローインタビューでは、「チームのみんながつないでくれた」と強調していたけれど、そこで最後に決めるのが、新井さんなんだよなあ。
 同じような負けを何度か食らっているカープファンとしては、ヤクルトファンには気の毒ではあるのだが、今年いちばん印象に残る試合となった。

 『ドキュメント72時間』は、愛媛県松山市の屋上観覧車。
 観ていてほほえましくなったのは、途中、平日の昼間、観覧車に乗る人がおらず、スタッフが困惑しているシーンだった。
 「現実」って、こういうものだよな、と。
 しかし、観覧車にひとりで乗る人もいるのだな。僕はひとりだと、いろいろ勘繰られそうで乗れないかもしれない。
 この観覧車は、ロケーション的にひとりでも乗りやすそうではあるけれど。

 新井さんのおかげで、カープファンにとっては素晴らしい七夕の夜だった。

 25時に就寝。


夜行観覧車 (双葉文庫)

夜行観覧車 (双葉文庫)

ニッポンの観覧車 (イカロス・ムック)

ニッポンの観覧車 (イカロス・ムック)