じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

安室奈美恵さんと江草仁貴投手の「引退」に思う。

 午前中外来、午後から病棟業務など。
 書類仕事がだいぶたまってきたのだが、今週はあまりやる気がしなくて困る。
 
 安室奈美恵さんが2018年9月16日に引退することを発表した。
 今日、9月20日が40歳の誕生日だったという安室さんは、「長年考えてきたことを実行する」とのことだ。
 正直、僕は安室奈美恵さんの曲はそれなりに聴いてはいたとしても、何かすごく影響を受けた、というわけではないし、最近はすっかり観なくなったな、という感じなのだけれど、世の中の反応をみていると、いまでも影響力の大きい人なのだな、とあらためて思う。
 いやほんと、むしろ、MAXのほうが『しくじり先生』に出ていたよな、とか。
 芸能界というのは、辞めるとか引退するとか言いつつ、また戻ってくる人がほとんどで、離れると恋しくなる世界なのだろう。年齢や健康問題以外で引退するといって、その後、本当に引退し続けている人って、山口百恵さんくらいしか記憶にないものなあ。百恵さんはすごいよね本当に。
 安室さんは引退の理由も、これから何をするつもりなのかも言っていないけれど、僕自身の年齢を考えると、40歳というのは、バリバリにやり続けるのはキツいけど、リタイアするには早すぎる年齢のような気がする。新しいことをやるには、ギリギリ間に合うかどうか、というところだろうか。新しいこととはいっても、世界的権威になるとか、オリンピックに出るというのは難しいだろう。
 もしかしたら、自分で満足できるパフォーマンスができなくなった、ということなのかもしれないよなあ。だとしても、ファンは、年齢なりのステージを観たい、と思うものなのか、それとも、本人が納得できないのなら、仕方が無い、と考えるのか。

 カープ江草仁貴投手も今シーズンかぎりでの引退を発表した。
 江草……カープにとっては貴重なサウスポーで、西武からトレードで移籍してきたときには、阪神時代のように活躍してくれるのではないか、とすごく期待したものだった。
 二軍では、けっこう良いピッチングをしていたのだけれど、そういうときにかぎって、一軍の投手陣が充実していたり、リリーフが足りないときには、江草の調子が悪かったり。
 江草投手は広島県福山市の出身で、ずっとカープファン。
カープにトレードが決まったときには嬉しかったし、カープのユニフォームを誇りに思う」と語っていた。
 カープには、6年間も在籍したのか……
 今シーズンは1軍に上がれなかったけれど、江草自身の内容というより、若手投手陣が充実していたため、二軍の選手、とくにベテランにはなかなかチャンスが与えられない状況でもあったのだよなあ。
 結局、この6年間、確固たる左のリリーフは出てこなかった。戸田がそこそこ投げてくれたくらいか。
 セリーグを連覇し、四半世紀ぶりの黄金時代を迎えている一方で、長い暗黒時代を支えてきた選手たちは、新井さんや石原さんなどの一部の例外を除いて、陽があたることもないままユニフォームを脱いでいっている。
 梵や永川はどうするんだろう。彼らの去就については、貢献度から考えても、彼ら自身の判断に任されていると思うのだが、もし引退するのであれば、引退試合もあるはずだよね。
 優勝しても、引退する選手、クビになる選手もいれば、新しく入ってくる選手もいる。
 37歳まで現役を続け、戦力外ではなくて、引退できるというのは、プロ野球選手としては、誇るべきことなのだ。
 江草投手、長い間、おつかれさまでした。

 25時に就寝。


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