じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「プロリハビラー松坂!」と呼ばれて

 少し早めに目が覚めたので、『まどか☆マギカ』の第5話を観た。
 とりあえず、早起きすると、一日が有効に使えるような気がするな。昨日も早めに寝たし、身体が軽い感じ!
 ……というスタートだったのだが、その後は外来でいろんな仕事をふられたり、病棟でトラブルがあったり、さあ帰ろうと思ったら電話で呼び出されたりと、重苦しい一日だった。
 警察署に取りにいく予定だった忘れ物も、受付時間に間に合わず。
 おまけに、帰る途中、車でハイチュウを食べていたら、差し歯が抜けた。
 なぜ、不幸というのはこんなに重なるものなのか。
 そういえば昔、「マーフィーの法則」というのがあったな。

 医局のスポーツ新聞で、松坂大輔投手が、来年も現役続行の意向、というのを見た。
 ソフトバンクに移籍してきてから、公式戦では1回だけの登板で、4億円×3年で、12億円の稼ぎ。
 ネットでは「プロリハビラー松坂」などと叩かれているが、いくら超有名選手とはいえ、一年分の年俸で、僕の一生分よりも稼いでいて、それでいて一軍ではまったく投げていない、というのは、好感を抱けというほうが無理筋だろう。
 しかし、それでも来年は契約する方向らしいのだから、ソフトバンクもある意味すごい。
 ネームバリューを評価しているのか、まだ復活の余地があると判断しているのか。
 そもそも、松坂がまったく投げなくても、パリーグで独走優勝しているのだよなあ。
 ソフトバンクだからこそ、いまの松坂でも現役を続けさせられるのだろうな。
 これで、一軍で試合に出ていた選手が戦力外になったら、そりゃやってられないだろう。
 何より、本人がこれだけバッシングされ、ソフトバンクファンには不良債権扱いされているにもかかわらず、まだ現役にこだわりをみせているというのは、ちょっと不思議でもある。
 退職金にしても、この3年間で十分稼いだんじゃないかねえ。
 ただ、「松坂」という名前に「ソフトバンク」がついてくる状況というのは、プロ野球ファン以外にとっては、けっこう宣伝にはなっているのかもしれないな。
 それに4億というのは、やっぱり驚くけれど。

 衆議院の解散層選挙に向けて、さまざまな動きが出てきた。
 小池都知事の「希望の党」と民進党が合流するらしい、というのをみて、「烏合の衆」とはまさにこのことか、と思った。
 小池さんって、結局、都知事として何かやったのだろうか。
 僕は都民じゃないので細かいことは知らないけれど、築地移転問題で迷走していただけにしか見えない。
 気に入らない、偉そうにしている連中が転落しているのをみて快哉を叫ぶために、新興ポピュリストを支持する、という無間地獄ループは、もうそろそろ終わりにするべきだ。
 とか言いつつ、自民党に入れるのもためらわれるのが今回の選挙で、正直、今回の選挙に関しては、棄権する人を責められないというか、僕も「この中の誰かに入れる」ということに苦痛を感じずにはいられない。
 それにしても、民進党の急激な衰退は、ある意味ドラマチックだな。武田信玄没後の武田家をみているようだ。
 
 カープの江草投手と阪神の狩野選手、ふたりの引退試合
 とはいっても、ファームの試合なのだが。
 狩野選手に最後の打席がまわるように、配慮したカープバッテリーに阪神ファンから感謝のエールが贈られ、江草投手は、カープのチームメイトの胴上げのあと、長年在籍していた阪神の選手たちからも胴上げされていた。
 江草投手クラスでも、最後にマツダスタジアムで投げさせる、というわけにはいかないんだな。一軍のホームゲームでの引退試合というのは、選ばれた選手にしか許されない狭き門なのだ。
 カープのなかで、引退試合が行われてしかるべき梵や永川に、そういうアナウンスがないということは、現役続行予定か、本人たちはその意向である、ということだよね、きっと。

 24時に就寝。


マーフィーの法則―現代アメリカの知性

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横浜vs.PL学園 松坂大輔と戦った男たちは今 (朝日文庫)

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