じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』争奪戦」の意外な結末

 昨夜、眠れたのがけっこう遅い時間だったのだが、仕事の日と同じくらいに起きた。
 近場のゲオで「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン30台入荷!先着順で朝9時から販売します!」というのをみて、ずっと気になっていたのだ。
 今回は、『クラシックミニ ファミコン』のときと違って、ずっと生産する、という話だったし、そもそも、積んであるゲームもたくさんあるのに、いま買ってもなあ……と思いつつも、平日の朝から先着順で30台なら、買えるのでは……と考えはじめると、このチャンスを活かさねば!と。
 で、開店30分くらい前に着いたのだけれど、その時点では開店待ちらしい車が10台くらい停まっている程度で、これならなんとか買えそうな感じ。
 ときどき車が入ってきて、新たな刺客か?と思っていると、時間外返却ポストにレンタルしたDVDを放り込んで去っていく、ということも何度か。
 結局、開店前に行列ができることもなく、オープンしてから三々五々待っていた人が店内に入っていき、とりあえず開店前から待っていた人は全員買えたようだ。
 Amazonで売られているのは転売品ばかりだし、ヨドバシや楽天でも予約できない、という状況だったのだが、こういうネット通販の時代だからこそ、ちょっと田舎なら、直接並べば案外簡単に手に入ってしまうのではないか。
 Amazonは、いちばんラクに買えるし、いちばん売れるところでもあるのだが、だからこそ、需要が集中しやすいのは確かだと思う。
 まあ、穴場みたいなところではあったのかもしれないけれど。
 後で、ネットでみてみると、「買えなかった」という報告もあったものの、当日販売されていたところでは、開店前に行けば、かなりの高確率で買えたようだ。
 自分が買えてしまうと、それはそれで、「みんな買えたのかよ!」とか、ちょっと残念に感じるところもあるのが、人間の醜さでもあり。
 とりあえず、昔、途中で投げ出していた『ファイナルファンタジー6』を今度こそクリアしたい。たぶん、『ドラゴンクエスト11』のあとで。

 朝から大仕事をした!という勢いに乗って、歯医者へ。
 まあしかし、歯医者の診察台の上には英雄はいない、と、かのヤン・ウェンリーも言っていた。
 今日はそんなに痛いめにはあわなかったのだが、思ったほど治療が進まず、ややもどかしい。
 あと、治療のときに「今やっていること」を説明してくれると、専門的なことはわからなくても、けっこう安心するものだと実感した。
 歯科の治療って、休憩のタイミングとか、吸引してくれる場所とか大事だよね。
 一生懸命治療してくれているのはわかるのだけど、「そろそろ一回うがいしたい……」とか、「口の中に水がたまってるのは、そこじゃないのに……」とか。
 僕も治療する側として、とても参考になる。というか、今までごめんなさい、と思う。

 午後からは買い物などをして、夕方に帰宅。
 ニュースをみていたら、カープ石井琢朗打撃コーチ、河田雄祐外野守備走塁コーチが辞任するという一報が。
 カープの躍進には、この2人の存在は大きかった。
 石井コーチの熱心な指導と意識・技術改革で、チャンスに弱かったカープ打線はしっかり点をとれるようになり、河田コーチの的確なコーチングで、カープの機動力野球は蘇った。
 カープを勝てる集団にした立役者であり、まさか、リーグ連覇を果たしたばかりの今、辞任してしまうとは……
 2人とも40代後半で、単身赴任。家族と過ごせる時間を大事にしたい、という気持ちはよくわかる。家族、とくに子どもが父親を本当に必要としてくれる時間にも、限りはあるから。
 成績が伴わずの退任ではなく、やるべきことをやりつくしての卒業、なんだよね、これは。
 こういうのは、地方球団のつらいところだよなあ。
 2人がいなくて大丈夫なのか心配ではあるけれど、思い返してみれば、石井啄朗コーチの前任者・新井打撃コーチが辞任したときには、新井さんという名コーチを失って、打撃コーチとしての実績に乏しいタクローさんで、大丈夫なのだろうか、と不安ばかりだったのだ。
 この2年間が素晴らしいものだっただけに、こうして、強いチームは、ずっと強いままではいられなくなるのだな、とも思えてきた。
 ずっと勝ちつづけられるチームなんて、存在しないのだから。
 とりあえず、2人を日本一で送り出したい。