じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

それにしても、リスグラシューのシルバーコレクターっぷりと言ったら!

 母の日は、終日けっこう雨が降っていた。
 
 カープの試合は雨天中止となり、中日の松坂大輔投手は3回途中に右ふくらはぎの張りで緊急降板。登板間隔を空けているとはいえ、3年間ほとんど一軍で投げていない状態からの今シーズンだから、そう簡単にはいかないのも致し方ないか。
 とはいえ、今後が心配ではある。なんのかんの言いつつも、僕も松坂のことが気になるのだ。

 今日はヴィクトリアマイル
 荒れることには定評がある牝馬限定のマイルG1でもあり、メンバーもそれなりのレベルで横並び、という感じ。
 しかも、レースの前になってけっこう激しい雨が降ってきて、馬場状態も良から稍重になった。JRAはG1レースではとくに、多少の馬場の悪化は「良」で押し切ってしまうことが多いので、それなりに渋っていると考えたほうがよさそうだ。
 今回のメンバーは、重馬場のほうが良いのではないか、という馬もけっこういるので、ただでさえ混戦なのに、なおさら困ってしまった。
 リスグラシューあたりも馬場悪化には対応できそう。去年の桜花賞、馬場悪化のなか勝ったレーヌミノルとか、去年の稍重で1着のアドマイヤリードに、こういう馬場で穴をあけまくっている昨年2着のデンコウアンジュもいる、アエロリットは道悪はあまり得意ではなさそうだが、脚質的には前で競馬できる馬のほうが有利ではあるだろうし、レッツゴードンキも内枠に道悪なら折り合いがつくかもしれない。
 ぐるぐる回った末に、結局、リスグラシューデンコウアンジュが同枠にいる8枠から流して勝負。
 道中、武豊リスグラシューは、けっこうポジションが後ろで、こういう競馬をするのだろうとわかってはいても、届くのか不安な展開だった。
 残り200mで、アエロリットを交わして先頭に立ったのは、レッドアヴァンセ!今週もまたエリモピクシーの子か!二匹目のドジョウはいないだろうと思っていたのに……
 しかし、サダムパテックの妹、ジュールポレールが外から伸びてきて先頭へ。
 さらに、その外から、1番人気のリスグラシュー
 がんばれリスグラシュー!とりあえず2着まで来てくれ!
 でも、もうすぐゴールだ……
 近年の東京競馬場のレースって、内の先行馬が残ってそのまま、というのが多い印象があるのだけれど、先週といい今週といい、府中の直線が、久しぶりに長かった。
 ジュールポレールを買ったのは、内枠の先行馬だからで、スローペース・前残りの展開を想定していたのだが、幸騎手は予想より後ろの位置どりから、前の馬をキッチリ交わし、後ろの馬の追撃をギリギリでしのぐという好騎乗だった。
 リスグラシューは1着のジュールポレールにハナ差で敗れたが、僕の馬券的には、よくぞ届いた!という感じの2着。3着には強い競馬をしたレッドアヴァンセで、続いてアエロリットにミスパンテール。前走ひどすぎたソウルスターリングが7着とはいえだいぶマシにはなっていた。いやまあ、まさに「阪神牝馬Sがひどすぎた」だけかもしれないけどさ。
 それにしても、リスグラシューシルバーコレクターっぷりと言ったら!
 
 
 『戦闘中』を久々にテレビで放送していたのだが、フジテレビは予算がないのだな、とあらためて思った。『逃走中』とか『戦闘中』って、存在意義がなさそうな学芸会パートに苦笑してしまうのだが、ああいう「遊び」が、バラエティってけっこう大事なのかもしれないな。