じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「マツコの知らないシュウマイの世界」をみて、「シュウマイのグリーンピースとの闘い」を思い出した。

 暑い、そしてなんだか身体がだるい。
 5月病シーズンでもあるし。
 まあ、なんとか自分を騙し騙しやっていくしかあるまい。
 救急とか当直がないというのは、それだけでだいぶ心のささくれが減るのは間違いないし。

 『マツコの知らない世界』を観た。
 この番組、食べ物を扱うときが視聴率が高くなる、ということで、1回の放送に1つは食べ物の世界を入れているらしいのだが、今日は「シュウマイの世界」だった。
 シュウマイって、メニューで見かけると食べたくなるのだけれど、横にギョーザが並んでいると「やっぱりギョーザ」になってしまうのだよなあ。パンチ力がいまひとつ不足しているというか。
 マツコさんが「グリーンピースがないと」と言っていたのが僕にとっては意外で、僕は子どもの頃から、「シュウマイのグリーンピース不要派」だったのだ。グリーンピースはシュウマイの味の程よい単調さを濁らせる、と思っていた。いつも、先にグリーンピースをくりぬいて、やや顔をしかめつつ食べてしまい、すっきりしてからシュウマイを味わっていたのだ。
 だが、この年になってみると、たしかに、あのグリーンピースがないと、ちょっと味がぼんやりしすぎるのかな、という気もする。
 最近、シュウマイって、崎陽軒の弁当でしか食べてないからなあ。
 でも、「名店」として紹介されていた呼子の『萬坊』や久留米の『梅の花』には行ったことがあるぞ。どちらも美味しいし、安心できる味なのだけれど、正直、ああいう「普通においしい」くらいで、「名店リスト」に載ってしまうのか、シューマイって……とも思う。
 ただ、シューマイって、崎陽軒とか、お弁当に入っているやつとかみたいに「これこれ」っていう、ホッとする食べ物で良いのだよね、きっと。
 今日の番組のなかでは、池袋の名店・東亭のギョーザとシュウマイがとにかく美味しそうだった。マツコさんが頬をゆるめながら、「何これ〜」「両方ともど真ん中!」と、本当に美味しそうに食べていた。常連さんが食べられなくなるから、メディアでの紹介はNGにしている店だそうだけど、これは明日からとんでもないことになるんだろうなあ。
あと、「玉子焼きメインで」っていうのには、ちょっと笑った。
シュウマイって、あれこれ工夫しようとすればするほど、らしくなくなるような気がするので、「ど真ん中」っていうのは、最高の褒め言葉なんじゃないかな。
 ああ、でもやっぱり、どちらかというと、東亭のギョーザでビールのみたい。