じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

平成の終わりとともに、福永家の物語も、ひとつの区切りを迎えたダービーだった。

 5月最後の日曜日。
 TSUTAYAにDVDを借りに行ったのだが、映画『ジオストーム』が全部貸し出し中だったことにちょっと驚いた。
 配信で観れば良いのだが(大きな画面で観たい、というのもあったので)、レンタル店に行くと、映画館でみんなが観ようと思う映画と、レンタルDVDを借りて家で観てみようと思う映画というのは、けっこう違うような気がする。
 『ジオストーム』とか、まさに「レンタル向け」だよねえ。ディザスタームービーとしての迫力を考えれば、映画館で観たほうが良いのだろうけど。


 カープは中日に逆転負け。今シーズンの中日は、カープにやたらと強い。ナゴヤドームはしょうがないと思うのだが、マツダスタジアムでも今日みたいな負け方をしているときつい。それでも、2位以下がそれぞれ勝ったり負けたりして5割くらいの戦いを続けているために、カープが数字的には独走している。ファン的には、大瀬良と中村祐太、岡田はがんばっているけれど、あとの選手は物足りない感じなのに、こういう状況なのが不思議ではある。


 今日は第85回日本ダービー
 ダービーでは不利とされる外枠を引いてしまい、後ろからの競馬になるので今の馬場状態では厳しいと思っていたワグネリアンが、なんと前目での競馬を選択。折り合いもついていて、最後、粘り込もうとする戸崎のエポカドーロを差しきって、福永祐一、悲願のダービー初制覇。正直、もう福永祐一はダービーとは縁がないと思っていた。いつも「無難すぎる、消極的な騎乗」で叩かれる騎手が、今日は大胆な競馬をして勝利に結びつけた。
 ダービーとしてはかなり荒れたにもかかわらず、テレビの画面越しの東京競馬場は、温かい雰囲気に包まれていた。
 僕も、日頃(馬券的に)煮え湯飲まされることが多い福永祐一騎手なのに、ようやくダービージョッキーになって涙を流していた姿にもらい泣き。
 平成の終わりとともに、福永家の物語も、ひとつの区切りを迎えたダービーだった。

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