じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

とりあえず今回の一番の見せ場というか衝撃のシーンは、荻野由佳さんのスピーチだなやっぱり。

 夕方から、第10回AKB48世界選抜総選挙を観ていた、というか、仕事をしながら流していた、という感じではあったのだが。
 シングル選抜に選ばれた16人の中にも、僕にとっては、「そういえばこの人、去年の総選挙で見てから1年ぶりだな……」という人が何人もいて、AKBグループも厳しい時代だな、と思う。
 スピーチも「これは!」と印象に残るものはほとんどなかったし。
 なんのかんの言っても、前田敦子大島優子指原莉乃渡辺麻友という歴代王者たちは、スピーチが上手かったのだよなあ。
 そんななかで異彩を放っていたのが4位の荻野由佳さんで、テレビの生放送で、こんなにテンパっている人を観たのは、長野オリンピックスキージャンプ男子団体で優勝したときの原田さんの「ふなき〜」以来だと思う。観ていて、「これは誰か止めてあげないとマズいんじゃないか……」と心配になってしまった。こんなにも若者たちにプレッシャーをかけて、それを生中継するというのは、ひどい話ではある。僕も観ているんだけどさ。
 3位の宮脇咲良さんが「もうこれで(自分が出るのは)最後の総選挙」と言っていたのだが、多くのメンバーが「もし来年も総選挙があるのなら」と発言していて、出る出ない以前に、もうそろそろ総選挙も終わりになるのでは、というのが内側にいる人たちの実感なのかもしれない。
 1位に松井珠理奈さんの名前が呼ばれたとき、コメンテーターが「よかった〜」と口にしていたが、本人も周囲も「ホッとした」というのが率直な気持ちだったのではなかろうか。
 僕も、1位になることがお膳立てされているようにみえて、今日の前半のステージでもプレッシャーからか過呼吸で声が出なくなっていたという松井さんが、もしここで1位になれなかったら、精神的に限界をこえてしまうのではないか、と不安だった一方で、内心、そういう「ジャイアントキリング」を観てみたい、という黒い期待もしていたのだ。
 だが、荻野さんのスピーチを観たあとだと、正直、松井珠理奈さんが1位でよかった、と僕も思った。
 で、松井さんが卒業発表するのかと思いきや、それはなかったので、とりあえず今回の一番の見せ場というか衝撃のシーンは、荻野由佳さんのスピーチだなやっぱり。
 しかし、荻野さんって、九州のテレビではほとんど観ないんだよなあ。新潟や東京の番組には、よく出演しているのだろうか。こちらでいう、HKTのメンバーみたいに。


 ワールドカップでは、オーストラリアがフランス相手に大善戦。このまま引き分けに持ち込むか、という時間帯で、「ネットを揺らさないが、ゴールラインをギリギリ超えたゴール」で勝ち越され、惜しくも敗れてしまったが、オーストラリアがここまでやれるということは、日本代表もうまく噛み合えば、良いところまでいくかもしれない。開幕戦でサウジアラビアが惨敗して「やっぱりアジア勢は……」だったのが、イランの勝利にオーストラリアの善戦で、雰囲気が変わってきた。
 あのコンピュータのゴール判定システムすごいなあ。
 今日のヤフオクドームでジョンソンの勝負球をことごとくボールと言い放ったソフトバンクファンの球審より、よっぽど優秀じゃないか。

 楽天の梨田監督が辞任。
 楽天ファンではない僕からすると、今年の楽天の成績は、監督云々よりも選手層の薄さが改善されていない編成の責任だと思うのだが、この惨状だと、監督が責任をとるのも致し方ないか。
 ソフトバンクと最後までマッチレースになった翌年に成績不振で辞任したオリックスの森脇監督といい、今回の梨田監督といい、あまりお金のない(あるいはフロントが補強下手な)優秀な指導者のほうが、そのチームにとって身の丈にあわない好成績をあげてしまった翌年に補強や戦力の整備不足、主力の怪我でどん底に落ちやすいような気がする。
 まあ、梨田監督は、またどこかから声がかかるのではないか。
 そういえば、森脇さんは、いま、中日の一軍野手コーチをやっているんだよね。
 ただ、梨田監督の場合、指導者としての実績を考えると、いまさらコーチで、というわけにはいかないだろうけど。


AKB48総選挙公式ガイドブック2018 (講談社 MOOK)

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