じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

ワールドカップ・日本代表 vs セネガル代表。世代交代ができていない、というのは、僕がそういう色眼鏡でみていただけなのかもしれない。

 今年の上半期最後の中央競馬のG1宝塚記念
 ああ、買わなきゃよかった……としか言いようのない結果だった。
 安田記念のモズアスコットの連闘でG1には悶絶したが、今回は前走からマイナス27kgのワーザーが直線で大外から豪脚で追い込んできた。
 サトノダイヤモンドとミッキーロケットが同居している2枠がお得、と思って、かなり手広く流したのだが、ワーザーの馬体重をみて、「この馬体減はさすがに厳しいな、これは来ないだろう、ちゃんと直前まで確認してよかった」と嬉々として枠連2−7を消したのに……ワーザー半端ねえ……
 サトノダイヤモンド、今回はルメールが意識して後方待機から早めに外に出す競馬をしていて、ペースが稍重としては速かったこともあり、ハマったかと思ったのだ。
 直線入り口では、先頭に迫ったこのまま押しきろうという勢い。
 ところが、仕掛けが速すぎたのか、サトノダイヤモンドは、直線では伸びそう!伸びるよね?伸びない……ああ、ダメだ……という結末に。なぜ、僕が安田記念で買ったサングレーザーは良い脚で来てもバッタリ止まり、今日のワーザーはあんなに長く脚を使うのか。嫌がらせか。
 とはいえ、2枠から買わなかったのが1枠、7枠だったので、3着のノーブルマーズも買えていないわけで、僕の馬券センスの無さも半端ねえ。
 連闘とかマイナス27キロの海外馬が来るような世界線では、何が来てもおかしくないし、予想するのも虚しい。というか、勝ちたい、お金をムダにしたくない、と思うのであれば、こんなレースは買うべきではなかったのだ。
 やってもムダな予想に時間を費やし、お金を失い、ここまで不快な気分になるようなことは、どう考えても、やるべきではない。だが、やるべきではないのに、G1レースが開催されると、つい買いたくなってしまう。バカだ。これでとりあえずしばらくG1レースが無い週が続くので、正直、ホッとしている。


 ワールドカップは日本対セネガル戦。
 宝塚記念の惨敗で、日本代表がどうなろうが、僕が儲かるわけじゃないしなあ、とか鬱々としていたうえに、序盤でセネガルにあっさり先制され、コロンビア戦はあのレッドカードと退場が効いただけだったんだよな……日本代表の実力って、こんなもんだよな、とひたすらネガティブ沼にはまっていった。
 ところが、今回の日本代表チームは諦めない。
 乾の芸術的なゴールで同点となってハーフタイム。

 後半は、セネガル代表も疲れてきたのか、日本が押しぎみになった。
 勝てる!と意識が攻撃に行ってしまったエアポケットのような時間帯に、セネガルが均衡を破るゴール。
 解説者は「まだ時間はあります!」と言っていたものの、この流れは厳しい。
 そして、交代枠で起用された選手は、本田と岡崎。
 うーむ、また同じメンバーかよ……と内心毒づいていたのだが、その本田圭佑が起死回生の同点ゴールを決めた。
 西野監督も本当に勝負強いというか、打つ手がことごとく決まっている。
 そして、なんのかんの言っても、本田は千両役者なのだな、と認めざるをえない。
 けっこう難しいゴールだったはずなのに、あのワンチャンスを活かすのだから。

 最後はもう、このままでいい、同点なら御の字!と祈るような気持ちでみていた。
 もちろん、勝てるに超したことはないけれど、3試合目の日本の相手がポーランドセネガルの相手がコロンビアということを考えると、この試合で勝ち点1がとれて、セネガルと並んで勝ち点4にしたというのは、ものすごく大きい。
 身体能力にすぐれ、圧倒的なスピードがあるセネガルに対して、粘り強く闘いぬいたチームの力と、当たり負けせず、空中戦でも競り負けなかった日本代表の選手たちの力強さも光っていた。
 本田、香川、長友、長谷部、吉田と「いつものメンバー」が中心だと思っていたけれど、今日のチームを支えたのは、大迫、乾、柴崎という、日本人選手が海外でプレーすることが珍しくなくなった時代に、海外の強豪リーグでずっとプレーを続けている選手たちだった。
 最後にゴールを決めたのは本田だったけれど、世代交代ができていない、というのは、僕がそういう色眼鏡でみていただけなのかもしれない。


 つらいニュースを聞いた。
 自分は発信することに覚悟ができているだろうかと自問してみたが、できているとは言えないな、それも、全く。また今夜も眠れない。