じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

高橋大輔選手の現役復帰と「やり残した」という思いについて

 7月最初の日。
 6月は本当にロクなことがない月だったので、なんとかこれでツキも替わってくれれば、などと思う。
 お昼に用事があって車で出かけたのだが、外は猛暑。車のハンドルが熱くて持てないくらいになっていて、車に表示されている外気温は40度。高めに出やすいとはいえ、暑いわけだ。
 最近ずっと倦怠感が続いており、明日以降もけっこう忙しそうなので、今日は無理をしないで頑張って休むことにした。
 高橋大輔選手の現役復帰のニュースをみて、今から羽生選手や宇野選手に勝てるという自信があるのだろうか、と思ったのだが、本人は「彼らに勝てるとは全く思っていない」と語っていた。まずは国内限定の復帰で、日本選手権出場を目指すらしい。あれだけの実績を残して、日本のフィギュアスケート隆盛の礎となった人でも「やり残した」と感じるものなのか。もちろん、人間のやることで、「やり尽くした」と思えることのほうがよっぽど少ないのだとしても、今から現役復帰してまで、取り戻したい、やりたいことがあるのか。現役復帰といえば、引退と復帰を繰り返しているプルシェンコ選手をまず思い出すのだが、僕には、カタリナ・ビット選手の復帰がすごく記憶に残っている。若い選手たちのような回転数の多いジャンプは飛べなくても、うまく言葉にできない「表現力」というか「思い」が伝わってくる演技に、フィギュアスケートというものの魅力をあらためて見せてもらったような気がした。
老いることは恥ではない」というジョージ・フォアマンの言葉も思い出す。
(これを書くときに、フォアマンのことをネットで確認していたら、近況としてこんな話が出てきて驚いた。感動のエピソード、というよりは、もう、闘い続けないと生きられない人なのかもしれないなあ。これはこれで、面白い人生ではあるけれど)

efight.jp


ワールドカップの決勝トーナメントでは、ロシアが延長、PKの末にスペインを破って準々決勝に進んだ。開催国のアドバンテージがあるとしても、あのスペインにPKとはいえ勝つとは。
こうなると、スペインは直前での監督交代の影響が取り沙汰されることになりそうだ。
あらためて確認してみると、1990年以降のスペイン代表って、優勝した2010年を除くと、スペイン代表って、毎回優勝候補と言われながら、予選リーグで敗退したり、決勝トーナメントでもベスト8止まりなんだよなあ。
アルゼンチン、ポルトガル、スペインと、負けたチームのほうが強豪ぞろいのようにも見える今回の大会、この流れに乗って日本代表も……しかし、午前3時から、しかも火曜日の深夜というか水曜の早朝というのは、観る側にとってはもっとも厳しい時間帯だな。
仮眠して見ることは、たぶんできるんだけれど、仮眠して3時に起き、そのまま仕事ではやや寝不足だし、もちろん、それまで起きていて、観たあと寝ても寝不足だし。録画しておいて、少し早起きして観る、というのが現実的かもしれない。そういうときにかぎって、朝起きて何気なく手にとったスマホで結果を知ってしまいがちではあるが。