じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のアニメ映画版で、オッサンたちに消費される広瀬すず

 豪雨から一転、快晴の朝。
 家から一歩出たときに、陽射しの強さに驚いた。もう夏だな。九州地方も梅雨明けしたそうだ。
 職場で、豪雨の影響で、まだ通れない道路があったり、車がダメになってしまったり、という話をたくさん聞いた。

 仕事が終わったあと、会議に出たのだが、予定よりかなり長引いて疲労困憊。年齢とともに、長い話を聞く能力が落ちてきているような気がする。

 『ザンキゼロ』の続きをやる気満々だったのだが、ものすごく眠くて、途中まで観ていた、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を最後まで観て、すぐに寝てしまった。
 このアニメ映画版、劇場公開されたときにはあまり評判が良くなかったらしいのだが、観てみると、そうだろうな、という気がする。
 誰をターゲットにしたのかわからないというか、作る側のオッサン(たぶん、僕くらいの団塊ジュニア世代から、ちょっと上くらい)たちがイメージする「青春」みたいなものが押しつけがましく描かれていて、観ていて恥ずかしくなってくるのだ。
 結局これって、オッサンたちが広瀬すずに『瑠璃色の地球』を歌わせるために作っただけの映画ではないのか。僕もその歌の場面は、広瀬さんの上手いわけではないが素朴な歌いっぷりがけっこう好きにはなったのだけれど。劇中で、「松田聖子とかいう人が歌っていた」というセリフがあって、今の若者にとっては「松田聖子」はそういう感じなのだなあ、と思い知らされた。
 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』といえば奥菜恵なのだが、奥菜さんも複雑なキャリアを歩んでいるよなあ。