じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

最近、うまく眠れなくて困っている。

 73年目の広島「原爆の日」。
 僕が子どもの頃には、今の僕とそんなに変わらないくらいの年齢の被爆者が登校日に体験を行動で話してくれていたことを思うと、年月が経ち、記憶が薄れていくのは早いものだ。
 それでも、いまの時代というのは、写真や映像といった方法で、以前よりは記憶を継承しやすくはなっているのだろうけれど、人というのは気が重くなるような話は避けたくなるというのも間違いない。人の心というのは移ろいやすいもので、アメリカ文化に憧れていた人たちが、その何十年後には「鬼畜米英」とか言って、その国と戦争をしていたのだし。違法ギャンブルで問題になったバドミントン選手が大きな大会で優勝したとたんに「東京オリンピックの期待の星」だものな。個人的には、勝てばいいのなら、あのときあんなにバッシングしなくても良かったのではないか、という気がするのだが。「更生したから勝てた」という解釈をしているのだろうか。
 有名シェフのジョエル・ロブションさんが73歳で亡くなった、というニュースを聞いて、また少ししんみりしてしまう。
 僕には『料理の鉄人』で観るくらいの縁しかなかった人だけれど、あの人がもうそんな年齢になっていて、寿命が尽きてしまったということは、自分の番もそんなに遠くはない。いや、むしろよくここまで頑張ってきた、と言うべきか。
 甲子園の高校野球で、史上初のタイブレーク。延長13回からのタイブレークで、14回で決着がついたのだが、この酷暑のなか、14回まで試合をしたということそのものがすごい。僕だったら、2回くらいで熱中症で救急搬送されそうだ。
 昨夜よく眠れなかった。
 早く寝てしまうとまた夜中に目が覚めて朝まで眠れないという悪いパターンに陥りそうだったのでなんとか我慢していたのだが、結局21時くらいに寝てしまい、26時過ぎに起きて、あとは朝方までうまく眠れず。睡眠というのは、時間的には十分なはずなのに、疲れが取れていないことが多くて困る。


ロブション自伝 (中公文庫BIBLIO)

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ジョエル・ロブションのおいしいおべんとう

ジョエル・ロブションのおいしいおべんとう