じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』と、この時代にスパイ映画を真剣につくることの意味

 今日8月10日の金曜日で、明日が11日の土曜日というカレンダーなので、週休二日の職場+お盆休みのところは、最低5連休になるらしい。羨ましいかぎりだ。いまの職場はしっかり休めるし、待遇面も満足しているのだが、お盆休みが全くない、というのは切ないものがある。
 それでも、土曜日はふだんは良くて半日業務、当番のときは夕方までなので、明日明後日と連休になるだけでも嬉しくはある。終日仕事と半日は全然違うし、半日仕事と休みも全然違う。
 昔、土曜日にいつも午前中アルバイトに行っていた先輩が「土曜日祝日って、けっこう嬉しいんだよなあ」と述懐していたのを思い出す。

 夕方から、映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を観に行った。
 ネットではけっこう評判が良かったし、お盆の混雑の前に、あまり考えなくて良い映画を観ておきたかったのだ。
 オープニングから、けっこうニヤニヤしてしまうシーンの連続で、真面目なスパイ映画であるのと同時に、制作側は「この時代にスパイ映画を真剣につくることの意味」みたいなものを考えていたのではないか、という気がする。
 観ていると、「なんてマッチポンプなスパイなんだ……」と半ば呆れつつも、もう50代半ばのトム・クルーズが一生懸命ただ走っている姿に、「がんばれ!」と声をかけたくなる映画なのだ。イーサン・ハントというより、トム・クルーズがんばれ、と。
 お金と時間と技術を尽くして、「昔ながらのスパイ映画」をものすごく豪華につくったらこうなる、という映画だと僕は思ったし、暑い夏に観る映画としては、これくらいが良い塩梅だ。映画代の元は取れた。


 最近、早起きしなければならない日が続いていたので、明日が祝日なのは、本当に嬉しい。
 

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