8月16日。
お盆だから、というわけではなくて、定期の平日休みだったのだが、世の中の最近のお盆、あるいはお盆休みというのは、どうなっているのだろうか。少なくとも、僕が仕事をするようになった20数年前までは、8月13日から15日までがお盆で、16日からは通常営業だった記憶があるのだが、いつのまにか、8月16日までお盆休み、というのが常識のようになっている。今年の場合は、8月11日から19日までの9連休、なんて会社も少なからずあるそうだ。17日だけ出社してもねえ、という感じなんだろう。
地域によって違いもあるのだろうけど、昔からこうだったのか、何かを契機にこうなったのか、疑問ではある。
ネットで少し調べてみたのだが、お盆期間の歴史的変遷について詳しく書かれているものは見つけられなかったし。
現在公開されている新作の前にと、DVDで『Mr.インクレディブル』を観た。
観たことがあるのかないのか、自分でも忘れていたのだが(少なくとも、映画館では観ていないはず)、観終えても、やっぱり、「一度観たことがあるような、ないような……」ではあった。
あからさまな「家族愛推し」っぽいのがあまり好みではないと思っていたのだけれど、観てみるとアクション映画として、また、アニメの表現としてすごくよくできていて、「面白いなこれ」と、けっこう感動した。イラスティガールをみていると、『バーバパパ』を思い出すなあ。子どもの頃大好きだったんだよね、バーバパパ。2004年に公開された作品なのだが、日本語吹き替え版で声をあてていた三浦友和さん、黒木瞳さん、綾瀬はるかさん、宮迫博之さんらは、今も現役で大活躍している。綾瀬さん、14年前は、ヴァイオレットとそんなに変わらないくらいの年齢だったんだな。
Mr.インクレディブルが新聞を読んでいるシーンを観ながら、この14年での時代の変化を思う。
個人的には、シンドロームにけっこう同情してしまった。Mr.インクレディブルの当時のリアクションは、大人の立場からすれば至極当然ではあるのだけれど、子どもというのは、ああいう邪険にされた記憶というのを忘れないものだから。
あと、ジャック=ジャック・パーは、実はすごい能力をみせるのでは、と思ってしまったのは、「『ガダラの豚』症候群」とでも言うべきか。中島らもさんはすごかったな。
Mr.インクレディブル (吹替版)
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おばけのバーバパパ
ガダラの豚 I (集英社文庫)