じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『マツコの知らない世界』で、種ありぶどうを食べているマツコさんに感銘を受けたこと

 九州北部は少し風が強かったのと、夕方に雨がパラパラと降ったくらいだったのだが、テレビで観た台風に直撃された地域の映像はすごかった。
 いつも、「九州で何か起こっても、東京とか日本の中心部は無関心なんだよなあ」と思うのだけれど、自分たちの直接の被害が少ないと、やっぱり、他人事、という感じにはなってしまうものではあるよなあ。思い返してみると、東日本大震災のときも、テレビにうつっている光景と、普段とあまり変化のない日常になんだか申し訳ない気分になっていたものだ。

 帰宅後、CSでマツダスタジアムの広島対阪神戦を観ていたのだが、なんとこれが延長12回の大熱戦になってしまった。4対4、もう負けはない状態で迎えた12回の裏、先頭打者は会澤の代打・小窪。うーむ、なぜここで代打?と思っていたのだが、ここで小窪がライト前にヒットを放ち、一気に球場のボルテージが上がった。こういう選手起用が当たるのが、チームの勢い、というものなのだろうか。ここで代打・堂林。送りバントの場面なのだけれど、やるだろうと相手も味方も思っている場面でのバントは簡単ではない。初球失敗した時点では、「堂林……」という悪い予感がしたのだが、ここはきっちり決めて、1アウト2塁。送りバントをきめた堂林にファンも大きな声援をおくり、ベンチでは、新井さんが誰よりも嬉しそうに堂林に声をかけていた。こういうところが、新井さん、なんだよなあ。
 野間が凡退し、2アウトでバッターは菊池。こういうところでまわってくるのが菊池なのだ。ここまで来たら、勝っておきたいけれど、マジックが減るのが早すぎてもったいないなあ、なんて思っていたら、菊池はやや詰まりながらもライトへのライナー。ライトが必死にスライディングキャッチを試みるも、届かず、サヨナラタイムリーに。ああ、カープは強い、本当に強い。危なっかしいけど強い。それにしても、毎試合、観ているほうも疲れるような力の入る展開なので、プレーしているほうは大変だろう。

録画していた、『マツコの知らない世界』も観た。
「マツコの知らない種ありぶどうの世界」か……
僕は幼い頃、母親の実家で「スイカは種があるから好きじゃないんだ……」と言っていたそうで(自分ではまったく覚えていない)、めんどくさがりの魂百まで、なのだよなあ。
いくら種ありぶどうのほうが美味しくても、あの、種をどうするかという問題を考えると、種なしでいいや、という結論になってしまう。というか、皮をどうするか考えるのもめんどくさいので、わざわざぶどう食べなくてもいいや、とも思う。ワインかグレープジュース飲めばいいんじゃない、とか。
番組をみていて感銘を受けたのは、マツコさんがぶどうの種を口から出すときに、口に手を当てて隠していたことだった。上品だよなあ、マツコさんって。そうしてくれ、という番組側からのリクエストがあったのかもしれないけれど。
まあしかし、ペッ、と吐き出す様子は、テレビ番組的には見せづらいよね。
そして、人前では、そういうことを気にしなければならないことが、僕にとっては「やっぱり種なしぶどうでいいや」と思う理由でもあった。


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