じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

イチロー選手が現役にこだわっている理由が、僕にはわからない。

 シアトル・マリナーズと巨人のプレシーズンマッチに、イチロー選手が9番ライトで出場していた。守備では見せ場をつくったものの、ヒットは出ず。試合前にはギリギリまでファンのサインに応じていて、試合後も「東京のファンは最高」と上機嫌だったらしい。ノーヒットだったことについては、「(巨人の今村投手の)球が遅かった」と、イチローなりの打てなかったことへのジョークなのだとしても、ちょっと感じ悪いコメントもあったけれど、イチローもファンも日本でのプレーを楽しんでいることは伝わってきた。
 僕はイチローがここまで「現役」にこだわっていることについては「もう、往時の力はないというか、一軍の戦力としては厳しい状態なのだから、もう次の目標に向かったほうが良いのではないか」と考えている。
 結果を残せているのであれば、もう年だから引退したほうがいい、なんていうのはおかしいと思うけれど、明らかに成績が落ちているからなあ。

 この日本での試合が「故郷での花道」ということになるのであれば、それはそれで美しい幕引きではあるけれど、今のところ、イチロー選手の今後ははっきりしていない。日本でなら、獲得を希望するチームはありそうだけれど……というか、カープのセンター、いまなら空いてます……
 ただ、今のイチローの打力を考えると、守備走塁もあわせれば、野間選手で良さそうだよね。コストパフォーマンス的にも。
 イチローに対する報道をみていると、まだ現役にこだわっている姿にメディアも困惑しているのが伝わってくる。あれほどの選手なのだから、現在の自分の力量はわかっているはずなのだが。いや、自分のこととなると、「まだできるはず」と思うのか。それとも、「続けることそのものに意味がある」と考えているのか。
 正直、僕にはわからない。

 F1ではホンダが11年ぶりの表彰台。日本のF1ブームを体験してきた僕としては、もっと大きなニュースになっても良いと思うのだが。