じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

モンキー・パンチさんの代表作としての『ルパンVS複製人間(クローン)』

 早番だったので、朝早くから出勤。
 忙しく、精神的にも疲れる出来事が多かった。
 小池一夫さんの訃報を知って、またひとり、ちゃんとした大人を失ってしまったな、と思う。漫画原作者として、あるいはTwitterでの顔しか僕は知らないけれど、どんなに炎上しても、自分が正しいと信じたことは貫き、その一方で、自分が悪かったと納得したことはちゃんと謝罪できる人だった。小池さんくらいの立場で、そういう「あたりまえのこと」をやっている人というのは、本当に少ないのだ。謹んで御冥福をお祈りします。

 『金曜ロードショー』は、モンキー・パンチさん追悼のため、『ルパン三世』の劇場第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)』が放送された。
 映画の『ルパン三世』といえば、宮崎駿監督の『カリオストロの城』を最初に思い浮かべてしまうのだけれど、『カリオストロ』は、宮崎駿監督の世界観で『ルパン』のキャラクターが動かされているところがあって、モンキー・パンチさんは、その出来映えを認めつつも、「あれ(『カリオストロの城』)で、やりにくくなった」とも言っていたとのことだ。
 結果的に、「原作とは違うルパン三世』が、いちばん有名になってしまったのだよなあ。
 今回放送されたのが『ルパンvs複製人間』だったのは、そういうことも考えてだったのだろうか。
 しかしこれ、公開されてから40年経ってみると、なんだかとてもリアリティがある。
「安心したまえ、君はオリジナルのルパンだよ」
 オリジナルとよくできたコピーは、他者に教えてもらわないと、本人にはわからないのだ。

 カープDeNAの今永投手からなかなか点をとれず、中盤のチャンスでも得点できず、また完封負けか、という状況から、8回に西川のタイムリーで追いつき、10回に会澤のサヨナラタイムリーで今シーズン初の連勝。
 しかし、なぜDeNAは、パットン投手をずっと投げさせたのだろうか。いくらなんでも、この試合展開で「捨てゲーム」ということはないだろうし……
 とりあえず、17日の劇的な逆転勝ちから、今日のサヨナラにつながって本当によかった。大瀬良が1点差で踏ん張ってくれたのが大きかった。「とにかく試合をつくれる投球を」というのは、まさに「黒田さんの教え」だよなあ。