じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

東京オペラシティで、『ゲームセンターCX Symphony』の昼の回を鑑賞

 東京オペラシティで、『ゲームセンターCX Symphony』の昼の回を鑑賞。
 ゲーム音楽のコンサートは、けっこう昔に、すぎやまこういち先生の『ドラゴンクエスト』を観に行って以来だったのだが、有野課長の出演もあって、会場はかなり盛り上がっていたし、退屈するのではないかと心配だった長男も楽しんでいるようだった。
 「音楽だけだったら、眠くなったかもしれないけど、課長がいたからだいじょうぶだった!」とのこと。
 個人的には、平成があと今日と明日、という日に、こうして立派なホールでオーケストラによるゲーム音楽の演奏を聴くというのは、とても感慨深かった。『魔界村』のBGMをオーケストラで聴いていたら、家のファミコンで友だちと遊んでいて、「なんて難しいゲームなんだ……」と唖然としていた日のことが頭に浮かんできて。
 あの頃は、ゲームの音楽というのは「ゲーム好きのマニアだけが好んで聴くもの」であって、僕はレコード(CD)ショップで、『ゼビウス』や『アウトラン/スペースハリアー』のCDを、なるべく人目につかないように買っていた記憶がある。『ドラゴンクエスト』のCDが大ヒットするまで、ゲーム音楽というのは、そういうジャンルだったのだ。
 それが、こうしてオーケストラで演奏され、多くの観客がそれを楽しんでいる、というのは、本当に隔世の感がある。
 ゲーム音楽もここまで来たのか、というのと、僕もこんなに年を取ってしまったなあ、というのと。
 『忍者龍剣伝』のオーケストラバージョンはカッコよかったし、アンコールの選曲には涙が出そうだった。
 長生きして、めんどくさいな、と思うことは少なくないのだけれど、それなりの時間生きてきたことによって味わえる感慨、みたいなものもあるのだ。

 帰りに、長男のリクエストで東京の鰻。おかげで昨日の春の天皇賞でプラスになった分が消滅。まあ、平成のあぶく銭は、平成のうちに使っておくというのは、悪いことではあるまい。
 
 九州に帰ってきたら、すごい雨だった。明日は平成最後の日。だが仕事だ。

note.mu

ゲームセンターCX DVD-BOX15

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