じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

映画『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』は楽しかったけれど、やっぱり今夜も落ち込んだ。

 母の日。
 昨日のカープの試合後のヒーローインタビューで、クリス・ジョンソン投手がインタビューの最後に自ら切り出して、「すべてのお母さんに『ありがとう』と伝えたい」と言っていたので調べてみたのだが、『母の日』というのは、アメリカから日本に入ってきたものらしい。
 今日もカープは今シーズン一番の快勝劇で、鈴木誠也、磯村、アドゥワの三選手が「今日俺やったよ!」とこぶしを挙げて大歓声を浴びていた。そういえば、松山の「鹿児島のじいちゃんばあちゃん」今シーズンはまだ聞けてないなあ。
 映画『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』を観賞。コナンの映画には、「シリーズ全体の謎が解明されていく作品」と「単発の作品として完成されているエンターテインメント」の2系統があるのだが、今回は後者のほうだった。僕自身は、『名探偵コナン』にさほど思い入れがなく、映画を子どもたちと一緒に年一回、たまにテレビ放映を観るくらいなのだが、後者のほうが観やすくて好きだ。オープニングの豪華さや伏線もしっかり練られたシナリオなど、大ヒットが約束された作品は、ちゃんとお金と手間がかけられていてすごいな、と感心してしまう。オープニングの「真実はいつもひとつ!」までの流れなど、まるで『スター・ウォーズ』や『007』のようなワクワク感がある。もう、これを観たから、今日は満足、みたいな。
 ただ、こうして映画が大ヒットし続けるかぎり、『名探偵コナン』のメインストーリーはなかなか進まないだろうし、完結もしないだろうな、という気もしてきた。ちゃんと大きなストーリーとして終わらせたほうが良いのか、もうこのまま『ドラえもん化』してしまうべきなのか。
 長男は大変満足していて、僕も面白かったので、良作ではあったと思う。前作ほどの「キャラ萌え」は無いのかもしれないが。

 家族が寝静まったあと、ヴィクトリアマイルの結果を確認。レッドオルガ本命、気になっていたクロコスミアからもかなり手広く流したのだが、正直もうわけわからん。ノームコアって、低レベルメンバーの中山牝馬S7着だったのに、過剰人気にもほどがある、とニヤニヤしていたのに(ただし、かなり買い散らかしたのと枠順が良かったので、ノームコアからレッドオルガとクロコスミア、アエロリットとの馬連は持っていた)。ダミアン・レーン騎手が「最高に幸せです」と言っていたが、あなたの大活躍のおかげで、僕は最低に不幸だったよほんと。何この超高速馬場。そして、なんでこの血統の馬が1分30秒5で走れるのか、まったくわからん。本当に府中のマイルは謎レースが多すぎる。ヴィクトリアマイルじゃなくて、ビックリマイルだろこれ。こんなんじゃトライアルとかやる意味ないだろ。僕の買い目の網の目をくぐるように外れまくる糞競馬。府中では3着を外したことがないはずだったレッドオルガは、直線で名前を一度も呼ばれることもなく終了。エリモピクシーの仔たちは府中のマイルに強い。重賞でも活躍している。だが、これだけ活躍しているにもかかわらず、G1では連対したことがない、というのもまた事実なのだ。データ重視、という人は、大概、自分の先入観を否定するデータを軽視して爆死する。競馬なんて、どの馬も買える理由もあれば、買えない理由もあるし、出遅れや落馬、走路妨害など、バイアスが多すぎる。すべての結果は後付けでしなかく、長い目でみてプラスにしようと思うのであれば、実力より配当が高いと考えられる馬をたくさん買い続けるしかない。
 馬連3700円。先週のケイデンスコールみたいなのは「無理」だと諦めるしかないが、今秋は、ノームコアもプリモシーンも買えるが、この2頭の組み合わせは持ってない、という人も多かったのではなかろうか。本当に、1着から5着までの馬連で、買っていなかったのは、ノームコアからプリモシーン、ラッキーライラックだけだったのに……こういうとき、何か、悪意めいたものを感じるのだが、結局のところ、運が悪い時期か馬券センスがないかのどちらかなのだ。先週のようにハナ差で地獄に落とされることもあれば、大阪杯のように、直前に思いつきで買った馬券が当たることもあるのだし。
 まあしかし、ダメなときは、何をどうやってもダメだな。消えてしまいたい、という気持ちばかりが浮かんできて、あまり眠れず。