じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「誠也とは生まれた星の下が違う。もう『神ってる』じゃなくて、『神』ですよ」

 5月病が続いている。まあ、やる気満々とか絶好調というのは、生まれてこの方、身に覚えがないのも事実なのだが。
 ずっと同じ検査をしているのもきついというか、めんどくさい、という感情がわき上がってくるのだが、検査をされる側は「この1回」が大事なわけだし、こちらも何か1回やらかしてしまえば人生アウト、というリスクは常にある。
 先日、車が子供たちに突っ込んでいった事故が大きく報道されていたけれど、僕は自分の子供があんな目に遭うかもしれないことが怖いのと同時に、自分がドライバーとして、ああいう事故の加害者になるかもしれないことも怖くてしかたがない。魔がさすというか、フッと集中力が途切れることは誰にでもありうることで、車を運転していれば、誰しもヒヤリとした経験は持っているはず。そういう事態にならないために、やれるだけの準備はしておくべきではあるのだが、最後は運なのだ、と考えずにはいられないのだ。自分の子供が被害に遭ったら、「運が悪かった」なんて割り切ることはできないだろうけど。

 カープマツダスタジアムでヤクルト戦。どうしてカープ戦に青木、山田哲の両選手が復帰してくるんだ……
 今日の先発はカープが大瀬良、ヤクルトがスアレスなので、そんなに点は入らないだろうな、と思いきや、大瀬良は疲れもあるのか乱調で先取点を奪われ、味方が点を取ったら取られる、という、観ていて苛立つ内容だった。とはいえ、大瀬良はこれまでがんばってきてくれているのだから、責められないよなあ、しょうがないなあ。
 ヤクルトはスアレスがアクシデントで1回だけでマウンドを降りたものの、強力打線が火を噴いて、カープのリリーフ陣も打ち砕き、8回表まで7対2と大きくヤクルトがリードの展開。8回裏に鈴木誠也のホームランが出たものの、さすがに今日は厳しいな、と思っていた。
 ところが、9回裏にヤクルトの抑えの梅野投手を粘り強く攻め、磯村のタイムリーで1点差とし、小窪が押し出しの四球を選んで同点に。
 そして、延長10回裏に、鈴木誠也のサヨナラ2ランが飛び出した。
 僕は途中ですっかり諦めていて、結果だけ確認するか、と覗いてみたらまだ試合が続いていたので驚いたくらいだったのだが、昨年までのカープを思い出す大逆転劇だった。というか、今年もけっこう熊本での巨人戦をきっかけに、こういう粘り強い試合が増えてきた。
 1か月前くらいまでは、エラーにフォアボールに残塁だらけで、「何だよ、これでもプロか!昨年の優勝チームが情けない」とか、ひたすら嘆き、罵声を浴びせていたのに、こうして調子が上がってくると、「やっぱりカープの試合は面白い!これが王者の底力!」とか、掌を返しまくっている自分に苦笑しつつも、やっぱり嬉しいものではある。
 それにしても、鈴木誠也すごいな、すごすぎるな。ネットで見た記事で、鈴木選手と仲が良い野間選手が、「誠也とは生まれた星の下が違う。もう『神ってる』じゃなくて、『神』ですよ」と脱帽していた。オールドカープファン的には、それでも、カープのレジェンド、山本浩二さんの全盛期と比べたら、と思っていたのだが、最近は、「この活躍が続けば、山本浩二さんを超えていくのではないか」という気がしている。長生きはしてみるものだ。

ウーバー革命の真実

ウーバー革命の真実