じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「人間の娯楽のなかで多くを占めているのは買い物をすること、消費することだ」というのは、たぶん正しい。

 海の日、なのだが別に海に遊びに行くわけでもなく、長男に宿題やってくれ、と言い続けて終わった感じ。
 本人は友達とオンラインで遊べてものすごく楽しそうだったのだが、親としては勝手にやきもきしている。
 教育虐待、なんていう言葉もよく耳にするようになり、無理に勉強させるべきではない、というのは百も承知だが、自発的に勉強してくれる小学生がそんなにいるとも思えない。どのくらいが、程よいバランスなのだろうか。
 半ばふてくされて、Amazonプライムデーを眺めていたのだが、正直、ちょっと欲しいものはたくさんあるのだが、ものすごく欲しくてたまらない、というものが見つからず、それはそれで寂しい。ファイアーエムブレムの新作くらいか。それでも、こうしてAmazonを眺めていると、「人間の娯楽のなかで多くを占めているのは買い物をすること、消費することだ」という糸井重里さん(だったと思う)の主張は正しいな、と認めざるをえない。僕のような、身体を動かすことが嫌いな人間はなおさら。実際、注文してしまったら、わざわざ買わなくてもよかったかな、というものばかりなんだよな。最近、請求書を消化するためだけに生きているような気がしている。
 
 カープはついに連敗脱出。いきなり6点もリードしたので、今日はラクに勝てるかと思いきや、8-5のスコア以上にハラハラさせられる試合展開だった。勝てないチームというのは、リードしていても、相手が「まだいける!」とモチベーションを維持してしまうので、なおさら最後までもつれがちになる。将棋の羽生善治さんが、「この人になら負けても仕方がない、と相手に思わせ、投了させることができる棋士は強い」という話をしていたのを思い出す。どんな強者だって、勝てそうな流れでも相手に粘られれば悪手を指したり、意外な妙手を食らったりすることはあるから。
 去年のカープは、まさに「最後まで相手が油断できず、自分たちも逆転できるはず、と信じることができていたチーム」だったのだ。
 ただ、1位のチームは独走しているが、2位以下はどんぐりの背比べ状態なので、まだCSは十分狙える位置ではある。
 2位や3位でCSに出てもねえ、とか思ってしまうのは、この3年間で勝ちに慣れてしまったからなのだろう。もしかしたら、気楽な立場からのほうが、日本シリーズで勝てたり……しないかな……あれだけ負けて、もう駄目だとさじを投げていたのに、ひとつ勝って連敗を止めただけで期待しはじめているのはいかがなものか。