9月最後の日曜日。
カープのCS進出がかなり厳しくなってきた。
27日のマツダスタジアムでの最終戦の前までは、最終戦でカープが中日に負けて、阪神が3連勝、という条件は、50%の4乗とすれば、まず大丈夫だろう、と思っていたのだが、ここで薄いところを引いてしまうのがカープというチームなのだろうな。
3連覇ですっかり忘れていたが、こういう大事な試合でことごとく負けてきたのが最近のカープだし。
正直、今年に関しては、やはりAクラスくらいは確保してほしい、というのと、この体たらくで、「でもAクラスだったじゃないか」というエクスキューズを与えてしまうよりは、Bクラス転落のほうが今後のためにプラスになるのではないか、というのが入り混じっている。
まあ、CSなんて、出られる出られないと騒いでいても、けっこうあっさり終わってしまうものでもあり、今のチーム力だと、出ても期待はできそうもないのだが、それでも気になるというのがファンの未練というものか。でも、ドラフトで2位を先に指名できるほうが、現状ではプラスなんじゃないか。
秋のG1シリーズ開幕戦・スプリンターズS。
本命はダノンスマッシュ。人気3頭は、モズスーパーフレアが逃げ、それを射程に入れつつダノンが真ん中、タワーオブロンドンは後ろから追い込み、という展開になりそうで、それならこの馬がいちばん軸としては信頼できるのではないか、いまの中山は速いタイムが出て前残り傾向だし。
ひとつ気になったのが1枠2番で、内枠は逃げ馬なら悪くはないだろうけれど、包まれるリスクは心配していた。福永祐一騎手のビッグアーサーが内に閉じ込められて何もできなかったレースは忘れられない。だが、今回はモズスーパーフレアが単騎で逃げるだろうから、それをマークして最後に差すだけの簡単なお仕事、だと思っていたのだけれども。
レースは、予想通りのモズスーパーフレアの速いペースでの逃げ。ダノンスマッシュはあまり前に行かずに中団に控える競馬を選択した。すぐそばに今日は好スタートを切ったタワーオブロンドンがいて、ありゃあ、と声が出た。
最後の直線、逃げ込みをはかるモズに、ミスターメロディが食い下がっていたが、その外からルメールのタワーオブロンドンが鋭く伸びて一気に差し切りG1制覇。NHKマイルカップのときは、この馬が包まれて何もできなかったんだよなあ。
その外から凄い脚でダノンスマッシュも伸びてきたが3着まで。なんとか差せ!と思っていたのだが、後で配当を確認したら、枠連4-4で決まったおかげで、1-4よりもだいぶプラスになっていた。馬連7-8のほうが10円配当が高かったので、少し後悔したが、ネット投票のおかげで、締め切り間際の投票が増えたため、最近の配当は発表されてみて「えっ?」となることが多い。
ダノンスマッシュは、まさに内枠がアダになった感じで、ルメールもダノンを内に閉じ込めつつ絶妙のタイミングでスパートする好騎乗だった。
あと、ミスターメロディは思った以上に強かった。
高松宮記念は枠順と内伸び馬場に助けられた面が大きいと思っていたし、右回りはパフォーマンスが落ちると言われていたのだが、やはり、G1を勝つ馬というのは、只者ではない。
とりあえず、次の日曜日はG1がないし(凱旋門賞があるけど)、馬券が当たって、良い気分で月曜日を迎えられるのはありがたい。
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