じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

職場で「あけましておめでとう」って言ってまわるのって、なんでこんなにめんどくさいのだろうか。

 4日が仕事始めではあったのだが、今日から本格的に業務再開、という感じ。
 外来もそこそこ多いし、家に帰ったら長男の宿題は遅々として進んでいないし、株価は大発会から暴落しているしで、幸先が良いとはいえない一日ではあった。アメリカとイランが戦争するかもしれない、となれば、そりゃ株価も下がるよなあ。そういうときでも、戦争になったらどの銘柄が上がるかな、とか考えてしまう自分がいて、けっこう怖い。いろんな人が、いろんな死に方をしていて、いろんな伝えられかたをしていた日でもあった。昨年後半くらいから、ようやくというべきか、ネットの情報を意図的に遮断するようにしていて、そのおかげで少しラクになったところもある。しかし、「あけましておめでとう」って言ってまわるのって、なんでこんなにめんどくさいのだろうか。そういう「定型的なあいさつ」みたいなものが、年々苦手になってきている。医者という仕事には「儀礼的関心」と「儀礼的無関心」の使い分けが大事なのだが。ネットで自分の成功をアピールしている人とみると、そのくらいで「成功」なのか?と思い、上手くいかなさをアピールしている人とみると、そのくらいは誰にでもあることだと感じてしまう。何かに文句を言いたいだけの中年に、ならぬつもりがなっている。


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