せっかくの日曜日ではあるのだが、新型コロナウイルスのこともあるし、あえて人ごみのなかに出かけていく気分にもならなかったので、また家に籠ってしまった。
根岸S、コパノキッキングは、1200mのレースを中心に使ってきた影響なのか、去年よりもさらに短距離向きにシフトしてきたような感じだった。マーフィー騎手がなんとかなだめて粘り込もうとしているところで、すごい脚で差してきたのはモズアスコット!初ダート、フランケル産駒でダートは向かないのでは、と言われていたけれど、終わってみればさすがG1馬、という感じ。一昨年連闘で勝った安田記念といい、「普通この条件では来ないだろう」と思うときに勝つ、そんなタイプの馬のような気がする。ということは、次走(であろう)フェブラリーSに順調に駒をすすめ、人気になったら、かえって疑ってかかったほうが良いのかもしれない。
京都のシルクロードSは、モズスーパーフレアとセイウンコウセイで決まりか、と思ったところで、アウィルアウェイ、英ティーンガール、ナランフレグが一気に突っ込んできた。劇的な差しで、馬券を買っていたら、当たっても外れてもたまらないレースだっただろうなあ。
『麒麟がくる』は第3回「美濃の国」。本木雅弘さんの斎藤道三、観ていてゾクゾクするなあ。「操り人形に毒は盛りませぬ」。僕が知っている歴史の知識からすれば、斎藤義龍は自らの疑心にとらわれて斎藤家を滅ぼすことになってしまったのだが、このドラマのなかで義龍が「道三はやり方が強引すぎて、美濃の人々の心を得られていない」と評していたのは、確かにその通りだったのかもしれない。
成り上がり者、というのは、それだけで、反感を抱かれやすいものではあるし。
今回は、大河ドラマでは月に1回くらいある、「箸休め回」という感じだった。大きな戦いがあったり、重要人物が死んだりしない、登場人物を掘り下げる回。こういう回がバランスよく配されている大河は面白い。川口春奈さんの帰蝶は、結果的に良かったのではなかろうか。若き日の光秀が憧れる対象としては、沢尻さんでは、大人すぎるような気がするので。
ただ、帰蝶が馬に乗っているはずのシーンで、上半身だけが映っていて、馬がカットされているのをみると、「やっぱり、いきなり乗馬は難しいよなあ」とか、いちいち考えてしまって、ドラマから現実に引き戻されてしまうところはある。
総じて、『麒麟がくる』は、なかなか面白い。
あと、番組が終わったあと、5分くらい放映される「大河紀行」が好きだ。歴史の流れみたいなものをしみじみと感じてしまう。昔は「なんのためにあるんだこれ、地元へのサービス?」とか思っていたのだけれど。
NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 麒麟がくる: 明智光秀とその時代 (NHKシリーズ NHK大河ドラマ歴史ハンドブック)
- 作者:
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2019/11/30
- メディア: ムック