じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

日本のほとんどの医療従事者は、ブルーインパルスを見ることができない。

 つらい日々が続いている。

 医療従事者への感謝を込めて、ブルーインパルスが都内を編隊飛行するというニュースが、ネットではけっこう盛り上がっていた。
 「医療従事者はそんなの求めていない。お金の使い方が間違っている!」と憤る人がいれば、「医療従事者ではない人に、勝手にそんなふうに決めつけられるのは不快だ。私は医療従事者だが、ブルーインパルス、楽しみにしているよ」と反論する人もいる。
 個人的には、「都内上空しか飛ばないってことは、地方の医療従事者は優先順位が低い、ってことだよなあ。地方民は、いつも、こういう議論の蚊帳の外で、『東京が日本』って、東京の人は思っているのだろうな」と、いうのが正直な気持ちだ。僕が村上春樹の小説の登場人物だったら、「やれやれ」を発動する場面にちがいない。
 まあでも、ブルーインパルスのメンバーの「少しでもみなさんを勇気づけることができれば」というコメントを読むと、実際に飛ぶ人たちの使命感と覚悟が伝わってくるので、見られないけれど彼らに感謝はしたくなる。「航空ショー」とは言うけれど、やるほうはひとつ間違えれば命を落とすことだってある。

 学校も世の中もようやく6月からは平常営業になりそうなのだが、北九州市では新型コロナの新たな感染者が増加してきており、九州北部民としては大変心配している。正直、緊急事態下だと、いろんなことを「感染予防モード」で、やらずに先送りすることが多かったのだが、これからは、「感染予防に気を配りつつ、必要な医療行為は行っていく」ことになるわけで、あんまり効果がなさそうなフェイスガードとかをつけながら検査するのは気が重いし視界も悪くて見落としがありそうで不安でもある。
 ただ、とりあえず仕事と収入があるのはありがたいことだ。
 帰ってきてポストを覗いたら、アベノマスクがついに塔着していた。料理店で注文したものが出てくるのをずっと待っていたら、オーダーが忘れられており、「もういいです」と言ったのに「急いでお作りしますから!」とさらに待たされ、ようやく出てきたときにはすでにお腹いっぱい、という感じ。


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