じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

エレベーターで聞いた、小学生と中学生の「男子の会話」

 金曜日は早めに出勤する日。
 エレベーターで学校に行く子どもたちと乗り合わせたのだが、小学校高学年くらいの男の子が、中学生の男子に話しかけていた。
「どこの学校?」
「見ればわかる」
「学校、楽しい?」
「楽しくない」
 面識がない二人のようだったけれど、聞いていて、自分が中学生だった頃のことを思い出した。
 僕も中学生の頃は、こんな感じだった(と思う)し、学校が楽しいなんて感じたことはなかったものなあ。
 来年から中学生のうちの長男が素っ気ないことが悲しくなるのだが、このくらいが「普通」の年頃なのだろうな。

 なんだかやたらと眠い一日ではあった。

 横田滋さんが亡くなられた。
 多くの人生というのは、ゼロから何かを積み上げていく、というか、自己実現を目指していくものだと思う。

 でも、世の中には、大きなものを失って、マイナスの状態からそれを取り戻すために人生の時間を費やさざるをえなくなってしまう人がいる。
 めぐみさんは「そこにいるのが、当たり前」のはずの人だったのに。
 めぐみさんが帰ってきて、「元通り」に戻ることさえなく(いや、それでさえ、莫大な時間が失われているのだが)、滋さんの時間は止まってしまった。

 心より、お悔やみを申し上げます。