じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

睡眠導入剤との上手な付き合い方が難しい

 今日もけっこうひどい雨だった。
 また苛立ちがつのるようなことがあり、久しぶりに睡眠導入剤を飲んで寝た。
 患者さんにはいつも処方しているのだが、僕の場合は、眠れないことがあっても、ちゃんと予定の時間に起きられるかどうかが心配で、なかなか自分では使わないのだ。内服するとすぐに眠くなるのだろうと思っていたのだけれど、なかなか眠気がおそってこず、またスイッチで『パネルでポン』に興じてしまった。そんなことをしているから眠れなくなるのかもしれないけれど。
 しかし、「眠っている時間がもったいない、眠れずにすんだら、人生もっと長く使えるのに」と思って生きてきたはずの自分が睡眠薬のお世話になるとはねえ。
 なんか『パネルでポン』のスコアが上がらなくなってきたなあ、難易度が上がったからかなあ、でも、反応が鈍ってきているような……という感じで徐々に眠気がやってきて、結局、薬を飲んでから1時間後くらいに無事眠ることができた。こういうときでも、「薬に耐えてどのくらい起きていられるか試してみよう」としてしまうのが、僕の愚かさでもある。少なくとも僕に関しては、睡眠導入剤は、そんなに急激には効かないみたいで、案外、使いやすい薬なのかもしれない。しかし、以前使ったときには、「ああよく眠れた」と思って時計をみたら遅刻寸前、ということもあったので、早めの時間に飲んでおいたほうが良いのだろう。眠れなくて困るような時間になってから飲むと、翌朝の寝坊が怖すぎる。


人はなぜ眠れないのか (幻冬舎新書)

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