平日休みだったので、久々に大きな書店に行ったのだが、なかなか読みたい本が見つからなくて困ってしまった。調子の良いときは、5分で予算オーバーするくらい買いたくなるのだが。
この書店が以前に較べて売り場が狭くなり、売れ筋の本ばかりになってしまったからなのか、ネットでずっと本探しをしていると書店での偶然の出会いが少なくなるのか、単に僕の好奇心が弱っているのか。
マンガはとくに、ちょっと古いものやマイナーなものは、紙の本を探すのがけっこう大変な時代になってきているよなあ。
書店で時間を使ってしまったので、夕食は後回しにして、映画館へ。この劇場では今日までの上映になっていた『もののけ姫』を観賞。ものすごく売れたビデオは持っていたのだが、これを映画館で観たことはなかったのだ。
ちなみに、家でDVDを観たときの記憶は「ヤックル萌え!」しか残っていない。
正直、今観ると、大好きな『風の谷のナウシカ』よりも、『もののけ姫』のほうが面白いような気がする。それと同時に、ジブリのアニメとはいえ、よくこんな複雑な設定で観てもスッキリしない映画が、あの時代に大ヒットして興行成績を軒並み塗り替えたものだな、と感心もした。
米良美一さんが歌っていたテーマ曲が流れる場面が、なんだかとても静かで美しかった。
『もののけ姫』を映画館で観て、あらためて傑作だと思った。またいつか、大画面で観たい映画だなあ。
結局、夕食は「すき家」になってしまったが、良いコンテンツに満たされたあとは、お腹がけっこう空いても、生きていてよかった、という気がする。