じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

アーモンドアイの引退レースが、ジャパンカップに決まった。

 朝、「ジョンソン」がツイッターのトレンドに上がっていたので、悪い予感がして確認してみたら、カープクリス・ジョンソン投手が今季で退団の見込み、とのこと。関係者によると、ってその関係者って誰なんだよ、と毎回思う。誰か「情報漏洩係」みたいな人がいるのだろうか。カープで選手の処遇について確実なことを言えそうなのは、松田オーナーか鈴木本部長くらいのはずだが、この2人がマスコミにリークしているのかねえ。ジョンソン、今年は成績も内容も残念だったけれど、3連覇の立役者であり、1年前は「エース」だったのだから、なんとか条件を詰めてもう一年、というわけにはいかなかったのだろうか。外国人選手の常とはいえ、カープに引退するまでいてほしい選手だったのに。高い年俸をもらっていたり、生え抜きではなかったりすると、こういうときにあっさり切られてしまうのは悲しい。とはいえ、だからこそ、日本人選手以上に、結果を残せば高額な年俸をもらっているのも事実ではあるか。
 でも、本当に寂しいよ、ジョンソン。ずっと、今日はジョンソン先発だから勝てそう、と思ってカープの試合をみてきたからさ。今年も、そのうち復活してくれると信じていたらシーズンが終わってしまった。

 アーモンドアイの次走はジャパンカップに。コントレイル、デアリングタクトという3歳の無敗の三冠馬との対戦を引退レースに選んでくれたのだ。コントレイルとデアリングタクトの対決だけでも歴史に残るレースになるだろうに、まさにドリームレース。クラブの規約で遅くとも来春には引退のアーモンドアイのラストランの選択肢としては、ジャパンカップ有馬記念、香港国際レースが挙げられていたが、去年有馬記念で大敗してしまって、距離やコースに不安があること、海外遠征は新型コロナの影響でキャンセルされる可能性もあること、日本のファンにラストランを見せたいことなどもあって、相手は強いがアーモンドアイに条件的に合っている府中の2400mを選んだ、ということなのだろう。
 ただ、アーモンドアイは、間隔を詰めて出走すると成績が落ちるし、2400mも本質的には少し長いように感じる。馬の力も、安田記念秋の天皇賞の内容を去年と比べると、ピークは過ぎているようにも見えるのだ。もう5歳秋だものなあ。テイエムオペラオージェンティルドンナも、5歳秋には苦戦していたし(ジェンティルは最後に有馬記念を勝ったけれど)。
 馬券的には、デアリングタクトなんだよなあ。三冠牝馬が三冠達成の年にここに出てくると、ジェンティルもアーモンドアイも勝っているのは、斤量の恩恵と、秋華賞からのレース間隔がプラスになっているのではなかろうか。コントレイルは、菊花賞でのアリストテレスとの激闘の疲れがどうしても気になるが、デアリングタクトは秋華賞を余裕で勝ったようにみえたし。ただ、厳しいレースを経験していないのがマイナスになる、ということもありうるので競馬はわからない。心情的にはアーモンドアイの複勝、予想的にはデアリングタクトの単勝か。ああ、でもこのレースは、馬券は買わずに、ただ、レースを観ようかな、とも思っているのだ。
 

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サラリーマン球団社長 (文春e-book)

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