じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「今後の人生、ちょっとしたものくらい、もう直感で買おうぜ、わたし!」

 2月は速い。もう4日になってしまった。

 平日休みだったので、とりあえず家で本を読んだり、録画した番組を観たりして過ごした。
 最近、買い物欲が強くなってしまって、Amazonでいろんなものをクリックしまくっている。もちろん、何万円もするようなものではなくて、小物とか文房具とかが多いのだけれども、少額でもたくさん買えば、それなりの値段にはなる。しかも、届いたあと、しばらく段ボールに入れっぱなしになっていることも多い。子どもたちの教育費なども考えると、節約せねばならないのだが……

 先日読んだ益田ミリさんの本のなかで、「探しているうちに違うものを選ぶことがある。それはそれで別によいのだが、ピンときたものを買う楽しさを手放しているともいえる。
 今後の人生、ちょっとしたものくらい、もう直感で買おうぜ、わたし!」
 という文章を見かけて、そうだよな、と思ったのだ。

 僕が何かを欲しいと思ったり、何か新しいものを買って使うことで喜べる時間って、もうたぶん10年、長くても20年くらいのものだろう。もちろん、それなりの貯蓄は必要だけれど、あの世に余分なお金を持ってはいけないし、介護施設で大型有機ELテレビを観るわけにもいかない。美味しいものも、いつまで食べられるかわからない。もちろん、資力には限界はあるので、できる範囲で、ということになるけれど。

 ただ、認知症とかで、通販でものを買いまくるという行動が出ることがあるんだよなあ。まさか、今の僕はそれに向かって一直線、なのか……?


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