じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

また雨の高松宮記念とキートン山田さん最後の『ちびまる子ちゃん』

 3月最後の日曜日。今年も職場の変更などはない気楽な立場なので、家でのんびり過ごす。新型コロナ禍のなかでの引っ越しとか大変だよなあ。
 
 先月のフェブラリーSは締切間際に金額を変更していて買えなかったので(買えていたらほんの少しプラスだった)、高松宮記念が今年最初のG1勝負。しかし、中京競馬場は午後から強い雨が振り、重馬場に。ただでさえ荒れることが多い高松宮記念なのに……一昨年、ミスターメロディが勝ったレースを思い出す。去年もクリノガウディの降着でなんとか当たった、って感じだったものなあ。
 
 パドックまで見て、レシステンシア本命。出走馬をみたときは、レシステンシアにダノンスマッシュ、インディチャンプの3頭で良いんじゃないかと思ったのだが、重馬場に実力馬が外枠に入り、いかにも荒れそうで、結局、2、5、7、8枠の枠連ボックス+5枠の同枠という相変わらずの当てにいく馬券にしてしまった。

 レースは、モズスーパーフレアの逃げが決まるか、というところで、インディチャンプが交わして先頭に立ち、ゴール直前にダノンスマッシュとレシステンシアが馬体を併せつつ猛然と追い込んできて、結局、1着ダノンスマッシュ、2着にレシステンシア、3着インディチャンプ。いかにも荒れそうでオッズも割れているレースに限って、終わってみれば人気どころでの決着というのも、競馬あるある。
 レシステンシアはモズスーパーフレアの直後につけて直線で交わす、今日のインディチャンプのような競馬をすると予想していたのだが、こういう差す競馬もできるのか。正直、今日は位置どりが後ろでダメかと思ったぞ。あと、ダノンスマッシュはこの2年の内容から、左回りと重馬場は苦手だと思い込んでいたけれど、今日は川田騎手もドンピシャ、という騎乗だった。馬も強くなっているのだろう。モズスーパーフレアの逃げでスローペースにならず、厳しいレースになったおかげでこの馬場でも実力馬がそのまま来た、ということなのだろう。
 これまでこの馬ではG1に勝てず、香港ではムーア騎手騎乗で国際G1を勝たれてしまった川田騎手は、インタビューでちょっと目が潤んでいるようにみえた。きっと今回は期するところがあったのだろう。インタビュアーには、川田騎手のこの馬への思いを深く突っ込んで聞いてみてほしかったのだが。
 
 買いまくったわりには、そこそこプラスになったので馬券的にも満足。しかし、どれが来てもプラスになるように買ったはずなのに、枠連5ー8で決まっていたら、当たってもプラスマイナスゼロになっていたことが判明。インターネット投票が多くの金額を占めるようになって、締切直前のオッズが動きすぎるので、当たっても心配になる。

ちびまる子ちゃん』で、キートン山田さんのナレーションが最後の回。
 まだ、『ちびまる子ちゃん』が人気になる前、何気なく日曜日の夕方にテレビを見ていたら、ほのぼのとしたホームドラマのように見せかけて、やたらと登場人物に厳しいツッコミが入るこのアニメが、なんだかすごく面白かったのだ。キートン山田さんのナレーションがなければ、『ちびまる子ちゃん』は、ここまでの人気番組にはならなかったと思う。なんだか寂しいけれど、僕の人生の半分以上、『ちびまる子ちゃん』は放送を続けているわけで、キートンさんも75歳でナレーションを引退されるということで、幸福な卒業ではなかろうか。キートンさんが引退される前に、さくらももこさんが亡くなってしまったのだよなあ、と、あらためて思う。人の運命とか寿命なんて、わからないものだ。いつまで自分が見送る側でいられるだろうか、と最近は考えることが多い。自分の子どもたちを見送る側になるのは絶対に勘弁してほしいが。