「カセットテープのA面の再生が終わったときに、自動的にB面に切り替える機能を何と言う？」

　4月1日。エイプリルフールとは言うけれど、わざわざ嘘をついて喜ぶ年齢でもない。というか、昔からあんまり好きじゃなかったんだよな、エイプリルフールって。みんなが嘘だろうと思っているなかで嘘をつくって、あまりにもめんどくさくない？
　ちょうど平日休みでもあり、日中は、ずっとスイッチで『秋田・男鹿ミステリー案内　凍える銀鈴花』をやっていた。まあ、半日もあれば終わるだろう、と思っていたのだけれど、予想外のボリュームと昔懐かしの「コマンド総当たりでフラグ立て」で、なかなか終わらない。『オホーツクに消ゆ』が大好きだった僕にはたまらないゲームではあるのだが、スマートフォンで写真を撮ったり、検索ができるようになっているのが不思議な感じ。間違いなく楽しいのだが、こんなにボリュームが無くてもいいかな、とも思う。『モンスターハンターライズ』も待っていることだし。ああ、『ウイニングポスト』の新しいやつもか……
　
　夜、『ゲームセンターCX』の＃310『クイズの星』（1992年発売）の回を観たのだが、クイズのなかに、「カセットテープのA面の再生が終わったときに、自動的にB面に切り替える機能を何と言う？」という問題があった。
　答えは「オートリバース」で、僕は即答なのだが、いまの子どもたちは、そもそもカセットテープって何？という世界を生きてきたので、これは難問だろうなあ。昔の『ウルトラクイズ』をCSで観ても、あの時代には常識だったことが、今の世の中ではすっかりなくなっていたり、研究の結果や考え方の変化で、「答え」が変わっていたりすることが、けっこうある。クイズというのは、僕が思っている以上に「旬のもの」なのだな。
　そういえば、最近クイズゲーム減ったよね。「検索の時代」にはやりづらいジャンルでもあるし、「学歴」の価値は変わらなくても、「知識」への尊敬の念はだいぶ減ったような気がする。