じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

われわれは何度「アフターコロナ」を見据えれば気が済むのか。


 世間的にはゴールデンウィークは終焉ムードなのだが、僕は曜日の関係で、今日までいちおう休み。
 ただし、連休というのは、長くなればなるほど、最終日になると、「もう明日から仕事だ、うまく適応できるだろうか……」と不安になり、新しく何かをはじめる気力もなく、YouTubeや『ゲームセンターCX』をだらだらと観て終わってしまいがちだ。
 新型コロナウイルスの第4波の患者の数をみると、1年前に100人とかで恐れおののいていたのは何だったのだろう。
 というか、1年前のゴールデンウィークには、こんなステイホーム休日は、生涯最後だろうな、と思っていたのだが。
 ワクチンがうまく機能すれば、さすがにコロナも収束するはずだし、株価をみていると、テレビゲーム関連株は軒並み下落していて、市場はすでに「アフターコロナ」に向かっているようにもみえる。しかし、われわれは何度「アフターコロナ」を見据えれば気が済むのか。それでも、いつかは終わるし、さすがにもうそろそろ、だと思うのだけれど、コロナ収束後への期待感とカネ余りで上がってきた株価が、実際に収束したらどうなるかと想像すると、結局みんな、こんなものかとがっかりするのではないか、という気もする。旅行は、出発前日がいちばん楽しい。
 たぶん、コロナで仕事を失った人と、カネ余りのコロナ相場で儲けた人たちの格差も広がっていく。
 まあ、いろいろ先回りして考えることはあるのだけれど、実際には休み明けから、副作用におののきつつ、ものすごい数の新型コロナのワクチンを接種しなければならないわけで、大きなトラブルが起こらなければいいが、と願わずにはいられない。現場での闘いは、まだこれからなのだ。